歩き方で膝の痛みに悩む患者が改善を実感したとは?
膝の痛みで悩む方に朗報です。アメリカのスタンフォード大学で行われた画期的な研究により、歩き方を少し変えるだけで91%の患者が痛みの改善を実感したという驚きの結果が報告されました。
この研究では、変形性膝関節症の患者68人を対象に「足の角度を5〜10度調整して歩く訓練」を実施。その結果、膝の内側の痛みが大幅に減少し、痛み止めの使用頻度も激減しました。MRI検査でも軟骨の劣化進行が抑制されており、その効果は痛み止め薬と同等レベルだったのです。
多くの方が「膝の痛みは軟骨のすり減りが原因」と考えがちですが、実は軟骨には神経が通っていないため、すり減っても直接的な痛みは生じません。最新の研究では、軟骨のすり減りと膝の痛みに明確な関係はないことが判明しています。
真の痛みの原因は「関節周囲の炎症」にあります。靭帯、筋肉、関節包、滑膜などの炎症が痛みを引き起こしているのです。歩き方や姿勢のクセによって関節に負担がかかり、ねじれやゆがみが生じることで炎症が悪化していきます。
だからこそ、体の使い方を変えることで炎症を抑制し、痛みを軽減できる可能性があるのです。関節を正しく使えるようになれば、特定の筋肉への負担を分散でき、バランスの取れた美脚も同時に手に入れることができます。
77歳の高齢者ですが、2階の部屋は環境が特にいいので、毎日階段を上り下りしています。その時、太ももの足を上に上げようにようにすると、あまり痛みを感じず上り下りできるので、そうしています。


