鏡を見て「老けた?」と感じたらまず筋トレ!

最近、鏡を見た時に「あれ?こんなに老けて見えたっけ?」と驚いた経験はありませんか?写真に写った自分の顔を見て、実年齢よりもずっと疲れて見えたり、朝起きても以前のようなハリがなかったり。年齢を重ねると避けられない変化だと諦めていませんか?


実は、70代や80代になっても驚くほど若々しく見える人たちには、ある共通した習慣があることが最新の研究で明らかになりました。その秘密は、高級な美容液でもサプリメントでもありません。意外にも「筋トレ」だったのです。

2024年にアメリカのブリガムヤング大学で行われた大規模研究により、筋トレの習慣がある人は、DNAレベルで実際に若い状態を保っていることが判明しました。研究者たちが注目したのは、細胞の老化を示すテロメアという部分。このテロメアが長いほど、生物学的年齢が若いことを意味します。

結果は驚くべきものでした。週90分の筋トレを行っている人は平均4歳、週180分行っている人は約8歳も生物学的年齢が若かったのです。つまり、50歳の人でも体の中身は42歳という状態を維持できていたということになります。

なぜ筋トレがこれほどまでに若返り効果をもたらすのでしょうか?筋肉を動かすことで、体内では複数の若返りメカニズムが同時に働きます。まず、基礎代謝が向上し、体脂肪の燃焼が促進されます。さらに血流が改善され、全身の細胞に酸素と栄養が効率よく運ばれるようになります。

加えて、筋トレは脳内でBDNF(脳由来神経栄養因子)という特別な物質の分泌を促進することも分かっています。BDNFは「脳の栄養」とも呼ばれ、記憶力や集中力の維持に欠かせない成分。これにより、見た目だけでなく頭の回転も若々しく保てるのです。

BDNFとは「Brain-derived neurotrophic factor」の略称で、脳内で神経細胞の発生・成長・維持・再生を促進する重要なたんぱく質です。記憶や学習を司る海馬に特に多く存在し、神経細胞の活性化を通じて新しい情報の記憶形成や過去の記憶の呼び出しをサポートしています。まさに「脳の栄養」と呼ばれる所以です。