本当にコーヒーは心臓に悪い?~その安らぎは格別?

寒い季節になると、温かいコーヒーが恋しくなりますね。温かい一杯のコーヒーがもたらす安らぎは格別です。


朝の一杯や仕事の合間のコーヒータイムを楽しみにしている方も多いでしょう。しかし、「心臓に負担をかけるのでは」と心配して、好きなコーヒーを我慢している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

長年にわたって「コーヒーは心臓に悪い」という通説が広まっていましたが、近年の研究によってその常識が覆されつつあります。2025年に発表された最新研究では、心房細動という不整脈を患う200名の患者を対象に、半年間の追跡調査が行われました。

この研究では、参加者を「毎日1杯以上コーヒーを飲むグループ」と「カフェインを避けてコーヒーを控えるグループ」に分けて経過を観察しました。驚くべき結果として、コーヒーを避けていたグループでは64%の方に不整脈の再発が見られたのに対し、毎日コーヒーを飲んでいたグループでは再発率が47%にとどまったのです。

なぜこのような結果になったのでしょうか。カフェインには確かに一時的に血圧や心拍数を上昇させる作用があります。しかし、体内にはアデノシンという物質が存在し、これが心臓の電気信号を不安定にして不整脈を引き起こしやすくする性質を持っています。カフェインはアデノシン受容体に先に結合することで、アデノシンの作用を阻害し、結果として心臓のリズムを安定させる可能性があると考えられています。