下半身の筋肉を鍛えれば介護なしで長生きできる!

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下半身の筋肉をしっかり保つと

さらに、大阪大学の研究チームによる検査では、但馬地域の百寿者たちの血管壁の厚さが80歳の方々とほぼ同じであることが明らかになり、これが血管年齢の若さを示しています。

このように、下半身の筋肉を鍛えることは、動脈硬化を予防し、健康長寿につながる可能性があるのです。

ところが、加齢に伴って下半身の筋肉が衰えると、筋肉の毛細血管が減少し、血液を引き込む力が落ちてしまいます。そこで、心臓は拍動を増やして過剰な力で全身に血液を送りますが、これが高血圧の状態を作り、動脈硬化の危険性が大きくなっていくのです。

大阪大学の研究チームが行った但馬地域の百寿者44名の検査では、但馬の百寿者の平均は0.9mmで、80歳の方とほぼ同じ血管の動脈硬化度だったことが明らかになりました。(動脈硬化の指標となる頸動脈の血管壁の厚さを測る検査で、1.1mm以上は動脈硬化と診断されます。)

また番組で紹介された3人のお年寄りの血管年齢を調べたところ、3人とも血管年齢が実年齢より非常に若く、はるえさんに至っては-31歳という若さでした。
・広瀬新太郎さん(101):血管年齢76歳、-25歳
・中島あいさん(103) :血管年齢82歳、-21歳
・大田はるえさん(101):血管年齢70歳、-31歳

但馬地域の100歳を超える元気なお年寄りは、下半身の筋肉が丈夫なことで血管年齢が若く保たれていたのです。