骨盤底筋の衰えは悩みが増え様々な不調の原因になる!
骨盤底筋の衰えは、年齢と共に進行する自然な現象です。
特に40代、50代は尿もれや骨盤臓器脱などの悩みが増える世代です。
そんな悩みを解決するには骨盤底筋力アップがカギとなります。
骨盤底筋は、子宮、膀胱、直腸などの臓器を下から支える
尿道や肛門の周囲に位置し、排泄をコントロールする役割も担っています。
しかし、加齢や妊娠・出産、運動不足、肥満などの要因でこの筋肉が緩んでしまうと、尿もれや骨盤臓器脱などのトラブルが発生します。
YUIというサロンには、特に40代、50代の女性が多く訪れるそうです。
中でも多い悩みは尿もれと骨盤臓器脱だそうです。
骨盤臓器脱とは、骨盤底の組織が緩むことで子宮や膀胱、直腸などの臓器が下がり、ひどくなると腟から出てしまう病気です。
子宮が腟から出てくるのを「子宮脱」、膀胱の場合は「膀胱瘤」、直腸の場合は「直腸瘤」と言います。
初期段階では自覚症状がないことが多いですが、進行すると股間に違和感や異物感を感じるようになります。
サロンに訪れる人の中には、病院に行く前に自分で骨盤底筋トレーニングを試みたいという方や、症状が軽いため病院でトレーニングをすすめられたけれど方法がわからないという方が多いです。
症状が軽いうちにトレーニングを始めることが重要です。
次に多いのは尿失禁や腟の緩みです。
腹圧性尿失禁とは、ちょっとした腹圧で尿道がグラついて尿がもれる症状です。
くしゃみや咳をした瞬間に尿がもれるという悩みが多く見られます。
また、腟の緩みは入浴後にお湯が腟からもれる湯もれや、腟から空気音が出る(ちなら)などの症状があり、パートナーに指摘されることもあります。
骨盤底筋は適切に強化すれば健康の増進にもつながるし、美容にもなります。
健康だけでなく美容面でもメリットが大きい骨盤底筋トレーニングは、すべての年代の男女に推奨されるものです。
日々の生活の中で少しずつ取り入れ、継続することが重要です。