コーヒーが大腸癌死亡率を下げる!但し過剰摂取は鉄の吸収を阻害
日本で年間約15万人が診断される大腸がんは、男女ともに罹患率が高い深刻な疾患です。2022年のデータによると、1年間で5万人以上の方が命を落としており、多くの人が発症への不安を抱えています。
がんサバイバーや家族に罹患者がいる方、家系的にリスクを感じている方は、特に発症や再発への懸念が強いでしょう。一度罹患すれば、再発リスクは長期間にわたって付きまといます。
大腸がんの再発確率はステージによって大きく異なります。ステージ1では約5%(結腸がん3%、直腸がん7.2%)、ステージ2で約15~25%、ステージ3では約40~60%、ステージ4になると約75%まで上昇。進行度が高くなるほど再発リスクも増大し、治療効果が限定的になったり生存率が低下することが研究で報告されています。

しかし、先月発表された韓国の研究チームによる画期的な発見があります。過去に実施された大腸がん患者5442人の研究結果を再分析した結果、コーヒーが大腸がんの死亡率と再発リスクを大幅に低下させることが判明しました。
研究結果によると、コーヒーを摂取した群は摂取しなかった群と比較して生存率が有意に高く、再発リスクも低下。1日のコーヒー摂取量が1杯増えるごとに死亡・再発リスクが約4%低下し、1日3杯摂取すると約12%のリスク低下が確認されました。
最も注目すべきは、ステージ3の大腸がん患者群において死亡リスクが40%以上も低下したことです。興味深いことに、カフェインが含まれていないデカフェでもほぼ同様の効果が得られました。
ただし、コーヒーや緑茶の過剰な摂取には注意が必要です。これらの飲料は鉄の吸収を阻害し、特に閉経後の女性において隠れ貧血を引き起こす可能性があることが最近の研究で明らかになっています。血清フェリチン値の低下と関連しており、貧血による疲労感の原因となることもあります。

を心がけることで、将来のリスクを軽減していきましょう。
フェリチン値が低いと鉄欠乏症になる

出典;news.yahoo.co.jp
フェリチン値は体内の鉄貯蔵量を示す指標であり、この値が低いと鉄欠乏症のリスクが高まります。
佐賀県の中高年者を対象に行われた研究では、コーヒーや緑茶を多く摂取する人ほど、血清フェリチン値が有意に低い傾向が見られました。
特に、1日に3杯以上のコーヒーを摂取する閉経後の女性では、鉄欠乏のリスクが2倍以上に上昇することが確認されています。
この結果は、健康維持に気を使う人々にとって重要な情報です。コーヒーや緑茶の摂取は、適度に行うことが推奨されます。また、これらの飲料を好んで飲む人は、鉄分の摂取にも意識を向けるべきでしょう。

出典:ameblo.jp/smile-hula
いままで、貧血は若い女性に多くみられる病気の1つで、鉄分が不足すると貧血になります。
でも今回の研究で、コーヒーや緑茶を多く飲み過ぎる人にも貧血や隠れ貧血が多いことが明らかになったのです。

疲れがとれない時などは、まず貧血や隠れ貧血を疑ってみる必要があります。
貧血とは、血液中の赤血球や、赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)の量が不足した状態です。
<貧血診断基準>

出典;www.mrso.jp
・男性:13g/dl ・女性:12g/dl
貧血診断基準値を下回ると、酸素を全身へと運ぶ能力が低下してしまいます。
それで、貧血になると、そのぶん全身へ血液を送り出そうと心臓の負担が増えてしまいます。
このまま放っておくと、心臓の働きにも無理が生じて機能が低下し、最後には心不全に至ってしまう恐れがあります。
貧血はよくある病気ですが、命に関わる重大な病気なのです。
症状としては、からだがだるく、疲れやすくなったり、顔色が悪くなったりします。
また、体は全身に運ばれる酸素の量を少しでも増やそうとするので、呼吸の数が増えることで息切れを感じたり、心臓の拍動の数が増えることで動悸を感じたりします。
貧血がひどい時には、歩くのもつらいぐらいフラフラすることもあり、日常生活にも支障をきたします。



