血糖値バランスの極意!賢い炭水化物の摂り方で健康アップ
「糖質の摂り過ぎは健康によくない!」という考えが広まっています。
健康意識の高い読者の皆様も、普段から糖質の摂り方に気をつけていることでしょう。
しかし、「パンがどうしてもやめられない…」「甘いものがたまには欲しくなる…」「家族がラーメンを食べているなか自分だけ我慢するのはつらい…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
確かに、糖質の過剰摂取は血糖値を急激に上昇させます。
また、高血糖状態を放置すると、体は余分なブドウ糖を脂肪として蓄積し始め、これが肥満の原因となります。
さらに、肥満は糖尿病やその他の健康問題へとつながる可能性があります。
甘い物や炭水化物を大量に摂取すると
ケーキやパスタ、白米といった炭水化物の過剰な摂取は避けましょう。ケーキやパスタ、白米といった炭水化物の過剰な摂取は下の図のように血糖値を急上昇させ、体がインスリンを大量に分泌させる原因となります。インスリンが一度に大量に出過ぎると、そのブドウ糖を脂肪として体内に蓄えていくのです。つまり、太ってしまうということです。インスリンが別名肥満ホルモンと言われる所以です。
また、血糖値が高い状態をそのまましておくと、肥満だけでは済まされません。知らず知らず糖尿病が体を蝕んでいき、最悪の場合は合併症を引き起こしてしまいます。こうなると、あなたはこの病気で一生苦しむことになります。
また、体内の活性酸素を増やし、ドロドロ血液や老化の原因にもなります。
そのため、「糖質は老化の大敵」と考える人も少なくありません。
しかし、「炭水化物=悪」ではありません。
2021年の研究では、米や小麦、じゃがいもなどの複合炭水化物が短期記憶と長期記憶を改善し、脳の老化防止に役立つ可能性があることが判明しました。
また、炭水化物はコルチゾールを低下させ、ストレスを軽減する効果や筋力や運動能力を高める効果もあります。
そのため、炭水化物を不必要に控えると、脂肪は減るかもしれませんが、イライラが増し、記憶力や筋力も低下し、パフォーマンスが下がる危険性があります。
賢い炭水化物の摂り方で健康はアップするのです。
そこで今回は、血糖値を整え健康アップさせる炭水化物の賢い食べ方をご紹介します。