冷え症でも内臓型冷え症は自覚症状がないから恐い!

冷え症には、下半身型冷え症、四肢末端型冷え症、全身型冷え症、内蔵型冷え症などがあります。
実は、その中で最も恐いのがお腹が冷える内臓型冷え症です。
内蔵型冷え症が恐いのは自覚症状がほとんどないことです。だから、内蔵型冷え症に罹っていても気づきにくいのです。女性はもちろん、最近はストレスが原因で男性も急増しています。しかも、内蔵型冷え症は寒い冬だけに限らず、暑い夏でもお腹だけは触ると冷たいのです。
あなたは内臓型冷え症についてどれだけ知っていますか?
でも、それほど恐がることはありません。
お腹が冷える内臓型冷え症に罹っても、実践次第では体質改善できるからです。
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最も恐い内蔵型冷え症とは
内臓型冷え症は、厄介なことに手足は温かいのです。
だから、自分では冷え性と気づかない人が多いのです。
それで隠れ冷え性とも呼ばれています。
内臓の冷えが起きやすい人は上の図のような人たちです。
①冷たい炭水化物だけを摂りがち。
②清涼飲料水や甘い物が毎日欠かせない。
③1日中デスクワークで声を出さないことが多い。
④運動を習慣的にしていない。
⑤体を締めつける下着を身につけている。
⑥姿勢が悪い。
温かい!?冷え症
東洋医学研究所クリニック内科医の川嶋朗先生が、Aさんの体調不良の原因は腸の冷えであることを突き止めました。
川嶋朗先生
昭和58年 北海道大学医学部卒業、東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長、東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門准教授を経て、東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授(現職)。専門は自然医療全般、内科(腎臓病、膠原病、高血圧)。
腸が冷え体温が下がると、免疫細胞の働きが低下し、体の抵抗力が弱まり病気にかかりやすくなります。
正常に腸の機能が働かないので、そこで代謝や免疫が知らず知らず落ち込んで、いつの間にか病気になってしまう悪いパターンなのです。
内蔵型冷え症は体質が原因の人が多く、交感神経の働きが弱まっているのです。寒いと感じても手や足の血管は開いたままで熱が外にどんどん逃げていってしまうので、内臓が冷えてしまいます。内蔵型冷え症は、Aさんのように体がゾクゾクしたり、お腹が冷たいという感じがあります。
内蔵型冷え症チェック
①にチェックがついて、その下の項目に2つ以上当てはまる場合は、内蔵型冷え症の可能性があります。
①手足を触ると温かい。
②汗をかきやすい。
③食事量は比較的多いほうだ。
④寒いところにいると下腹部・太もも・二の腕が冷える。
⑤冷えた時にお腹にガスが溜まりやすい。