内蔵型冷え症は気づきにくいから深刻な問題を孕んでいる!
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内臓型冷え症になりやすい人の特徴
内臓型冷え症になりやすい人の特徴には、冷たい食べ物や飲み物の摂取が多い人、運動不足、長時間のデスクワーク、締め付けるような衣類の着用、悪い姿勢を続ける人などが挙げられます。
これらの生活習慣が、内臓の冷えを引き起こす一因となっているのです。
温かい!?冷え症
東洋医学研究所クリニック内科医の川嶋朗先生が、Aさんの体調不良の原因は腸の冷えであることを突き止めました。
腸が冷えて体温が下がると、免疫細胞の働きが低下し、体の抵抗力が弱まり病気にかかりやすくなります。
正常に腸の機能が働かないので、そこで代謝や免疫が知らず知らず落ち込んで、いつの間にか病気になってしまう悪いパターンなのです。
内蔵型冷え症は体質が原因の人が多く、交感神経の働きが弱まっているのです。寒いと感じても手や足の血管は開いたままで熱が外にどんどん逃げていってしまうので、内臓が冷えてしまいます。内蔵型冷え症は、Aさんのように体がゾクゾクしたり、お腹が冷たいという感じがあります。
川嶋朗先生
昭和58年 北海道大学医学部卒業、東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長、東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門准教授を経て、東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授(現職)。専門は自然医療全般、内科(腎臓病、膠原病、高血圧)。