長生きの極意は長生きホルモンと長生き遺伝子にあった!

長生きの極意は決して難しいことではありません。
スーパー長寿者が長生きできるのは長生きホルモンと長生き遺伝子にあることが判明しています。
実は、意識さえすれば、誰にでもカンタンに長生きホルモンの量や働きを良くすることができるのです。
長生き遺伝子のスイッチをONにすることができるのです。
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長生きホルモンの働きを良くする

出典:next.spotlight-media.jp
スーパー長寿者には、ある3つのホルモンの量や働きが平均的な高齢者よりも優れているのがわかっています。
その3つの長生きホルモンとは?
①脳も若返る「DHEA」
②健康長寿の命運を握る長生きホルモン「アディポネクチン」
③糖尿病と関係の深い「インスリン」
つまり、DHEAとアディポネクチンを増やし、インスリン濃度を低く保つことができれば、長生きホルモンの働きは良くなるのです。
DHEA
DHEA-S(デヒドロエビアンドロステロンサルフェート)は、脳の神経細胞を増やす働きがあるといわれています。
若返りのホルモンとして注目されているのです。
このホルモンは、一般的には20歳ごろ分泌のピークを迎え、その後、直線的に低下していきます。
長生きしているスーパー長寿者の場合、高い値で分泌されていることがわかったのです。
DHEA-Sを増やすには
若返りホルモンDHEA-Sの分泌を増やすには、インスリン濃度を低く保ち、アディポネクチンの分泌を高めることだそうです。
つまり、食べすぎを防ぎ、運動で体を鍛えているとDHEA-Sの分泌が増え、脳も若返るということです。
「たけしの家庭の医学」では、今を楽しむことや趣味など生きがいを持つこと、そしてビタミンCを多く摂ることだと放映されました。
アディポネクチン
『百寿者研究チーム』の慶應義塾大学医学部老年内科学教室新井康通医師の研究で、アディポネクチンが健康長寿の命運を握る「鍵」である事が解明されました。
アディポネクチンとは?
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アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンです。1996年に大阪大学分子制御内科学教室の松澤教授のグループによって発見されました。
アディポネクチンは2型糖尿病を予防し、内蔵脂肪を燃焼させ、血栓予防や動脈硬化予防の働きがあります。その他、老化防止、ガン予防、肥満の解消、コレステロールの正常化などの働きがあります。
アディポネクチンを増やすには?

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アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンなので、”内蔵脂肪が多いほど増えるのでは?”と思いがちですが、実際はその逆なのです。
太るとアディポネクチンの分泌が少なくなって、インスリン感受性が低くなります。
さらにメタポリックシンドロームのリスクが高まると考えられています。
それでアディポネクチンを増やすには、継続的な有酸素運動を行い、内蔵脂肪を燃焼させることが重要です。
大豆や青魚、海藻類を食べることによってもアディポネクチンを増やすことができます。
ぎんさん四姉妹と毒蝮三太夫は大豆たんぱく質とマグネシウムを多く含む食材を毎日食べることで、アディポネクチンを増やしていました。
インスリン
インスリンは血液中の糖を筋肉に取り込んでエネルギーに変えるホルモンです。
つまり、血糖値を下げるホルモンです。
インスリンは加齢や肥満により分泌量が増える傾向があります。
とくに肥満はインスリンの効きを悪くするため、それを補うために分泌が過剰になるのです。
また、インスリンには血圧をあげたり、中性脂肪を増やしたりする働きもあります。
インスリンが過剰になると、高血圧や脂質異常症、さらには糖尿病を発症する危険性も高くなります。
長生きしているスーパー長寿者には糖尿病の人が少ないことがわかっています。
だから、長生きする秘訣はインスリン濃度を低く保つことだと言っていいのです。
インスリン濃度を低く保つには
・糖質(ご飯やパン)を食べ過ぎない。
・ゆっくり噛む。
・野菜から食べ、一番最後に糖質を食べるようにする。