痩せていて血液検査でわからない高血糖とは?

痩せているのに高血糖の人が増えています。
これは、痩せていても運動不足や不規則な食生活が原因で発生するのです。
例えば、朝食を抜き、昼食を過剰に摂るといった生活習慣が血糖値の急上昇を引き起こします。
空腹時血糖値が102でも安心はできません。
痩せていても食後に急激に血糖値が上がる食後高血糖の可能性があります。
だから、通常の血液検査(空腹時)わからないのです。
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今増えている「隠れ高血糖(痩せ型高血糖)」とは?

出典:TERUMO
「血液検査では血糖値が正常でも、実は高血糖だった!」という人がいま増えています。
普段は正常だが、食後急激に血糖値が上がるのです。
この症状は隠れ高血糖(痩せ型高血糖)と呼ばれます。
そういう方が40%以上もいるんです。
しかも、通常の検査は空腹時に行うため見つかりづらいから厄介です。

出典:sanpogarden.hatenablog.com
「隠れ糖尿病」の目安は尿糖チェックで
隠れ糖尿病の目安として「1,5-AG」という検査があります。
これは尿糖が出ているかを確認するもので、尿糖が出ると1,5-AGの血中濃度が下がります。
これにより、直近数日間の血糖コントロール状態を把握できます。
血液中の1,5AGが少ないと高血糖になっていることがわかるのです。
1回の食事に左右されにくく、隠れ高血糖の目安になります。
正常では1,5AGは14 μg/ml以上ありますが、ゲストの田山涼成さんは、14 μg/mlギリギリでした。
食後に高血糖になっている可能性が高いと指摘されました。
隠れ高血糖は動脈硬化や合併症を引き起こしやすく、血糖値の乱高下はインスリンの分泌を不規則にし、膵臓にダメージを与えます。
やせ型の人でも脂肪筋が溜まり、食後高血糖の原因となることがあります。
筋肉内に脂肪が溜まると、インスリンの働きが低下し、高血糖を引き起こします。