汗荒れをあせも勘違いし対処するとエライことになる!

あせもとばかり思っていた痒み・・・・
実は、それは汗荒れだったという経験はありませんか?
汗荒れをあせもと勘違いし対処すると、エライことになってしまいます。
あなたの自慢のデコルテもかぶれてしまって、眠れなくなってしまうということもあるのです。
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汗あれを汗もと勘違いすると

出典:getnews.jp
テレビ番組に登場した岡田芳枝さんも汗あれを汗もと勘違いした1人でした。(NHKあさイチ)
あせもだと思い込んで対処したのです。
その結果、肌の状態をかえって悪化させたのです。
頭皮から首筋、デコルテにかけて、チリチリとかぶれたように赤くなり、そして、眠れなくなったといいます。”あせもパウダーを塗る””冷やす””ゴシゴシ洗う”などの対策をしたら、効果は全くなく、肌の炎症が広がってしまったのです。
皮膚科医吉木伸子先生は、次のように語っておられます。
皮膚科医吉木伸子
よしき皮膚科クリニック銀座院長
汗をかいた部分が赤くなったりすると、ほとんどの方があせもですと言って受診するんですけど、その中の8割以上が本当のあせもではなく、汗荒れみたいなものなんです。
あせもとは?

出典:いくしえあ
あせもはふやけた角質やホコリなどの汚れで汗を出す汗腺の導管が詰まってしまってできるものです。
正常に汗が排出されないために、赤いブツブツや小さな水ぶくれができてしまう状態のことをいいます。
汗荒れとは?
汗荒れはあせものように汗腺や導管が詰まることはありません。
しかし、かいた汗が蒸発すると塩分やアンモニア成分が肌を刺激して炎症を引き起こすのです。
これが汗荒れです。
汗荒れは肌がかぶれたようになり、痒みを伴うのが特徴です。
あせもと比較して湿疹ではなく、炎症が広がった状態になるのです。
汗荒れというのは一種の接触性皮膚炎、つまり、かぶれです。
どんどんかき続けると掻破性湿疹というものに変わり、とどんどんこじれていきます。
結局、夏を過ぎても何ヶ月たっても、人によっては何年もたっても治らない状態が続くことがあります。