糖尿病治療におけるカロリー制限は危ない!

Contents

カロリー制限食も糖質制限食もメリットと同時にデメリットもある

糖質制限はメリットは大きいがデメリットもある!

私なりに考えた見解とは「カロリー制限食も糖質制限食もメリットと同時にデメリットもある」という事です。

いろいろ調べて見ると、糖質制限もカロリー制限もどちらもメリット、デメリットがあるようです。今の医学の到達点では、どちらが正しいかではなく、患者さんの状況に応じて柔軟に対処した方がうまくいくのではと感じました。

私が書いたブログ記事でも、糖質制限食もメリットと同時にデメリットもあることを明らかにしています。

 

福岡県久山町で行われた疫学研究からは、糖尿病患者が急増しているというデータが得られています。

この研究結果は、現行の食事指導が糖尿病リスクを高めている可能性を示唆しています。

久山町の例では、総エネルギー摂取量を抑制しつつ、炭水化物を多く摂取する食事指導が行われていましたが、これが糖尿病の増加に繋がっていると考えられています。

出典;www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp

その衝撃的なデータとは、88年には男性(40~70代)の糖尿病患者が15%だったものが、02年には23.6%へと大幅に増加したという事実です。02年の全国平均は、12.8%だから、2倍近い数字です。

久山町は、住民の年齢・職業分布が全国平均と同じだから、地域的な特殊性では説明がつかないのです。

久山町で積極的に行なわれてきた食事指導は、総エネルギー摂取量をコントロールし、炭水化物を多く摂らせるやり方だったのです。

だから、この食事指導が糖尿病リスクを高めたというワケです。

 

また、アメリカでは、炭水化物の摂取が血糖値の上昇に直結するという見解が出されています。

これは、カロリー制限だけに焦点を当てた治療が、糖尿病患者にとって最適な方法ではないことを示しています。

実際に、多くの患者がカロリー制限による食事療法を実践していますが、その効果には個人差があり、一部の患者には逆効果となっているケースもあります。

 

このような状況を踏まえると、糖尿病治療においては、一人ひとりの患者の状況に応じた柔軟なアプローチが求められます。

糖質制限を含む様々な治療法が存在し、それぞれにメリットとデメリットがあります。

重要なのは、科学的根拠に基づいた治療を選択し、患者の健康状態や生活習慣を考慮した上で、最適な方法を見つけることです。

 

週刊ポストの記事は、糖尿病治療に関する既成概念に疑問を投げかけています。

糖尿病患者にとって最良の治療法を見出すためには、従来の方法に固執するのではなく、様々な治療法を検討し、患者一人ひとりに合った治療計画を立てることが重要です。