1日1食でなぜ太ってしまうのか?血糖値が下がらないのか?

1日1食しか食べずに、カロリー制限したのに・・・・
血糖値が下がらず、太ってしまった!
こんな経験をしたことはありませんか?
もちろん、食べる量を徐々に減らして、カロリー制限をしていけば、体重は徐々に落ちていきます。
でも、1日1食のカロリー制限で・・・・
血糖値が下がらず太るというのは、どうしてでしょうか?
1日1食では基礎代謝が低下!
基礎代謝はカラダを維持するために最低限必要なエネルギーです。
まったく動かなくても消費されるエネルギーです。
その基礎代謝が低下してしまう大きな原因は筋肉量の低下です。
1日1食の無理なカロリー制限をすると、落ちるのは脂肪だけでなく、筋肉量も低下します。
筋肉は基礎代謝で使うカロリーのうち約40%も占めているのです。
なぜなら、筋肉量が低下すると脂肪がつきやすいカラダになるのです。
そして、ブヨブヨしたカラダになってしまうのです。
1日1食ではカラダが節約モードに!
あなたは「1日1食」と「1日5食」ではどっちが痩せると思いますか?
実は、「1日5食」の方が痩せやすいのです。
1日1食の極端なカロリー制限をして、基礎代謝以下のカロリーしか摂らないとカラダは節約モードになってしまいます。
カラダが飢餓状態になるとカラダは危機感を覚えるのです。
それで、できるだけカロリーを消費しないようにと省エネ状態にスイッチを切り替えるのです。
痩せる為にカロリー制限をしたのに、太ってしまうという不思議な状態になってしまうのです。
きちんと食べないと痩せることは不可能なのです。
なぜ、1日1食のカロリー制限では血糖値は下がらない?
上の本では、血糖値が下がらない理由の一つに「1日2食しか食べてない」ことを理由に挙げています。
「1日1食」だったらなおさらのことです。
その他、以下のようなことが血糖値が下がらない理由として考えられるとのことです。
①ストレスがたまっている
②最近疲れやすい
③夜遅くまで起きている
④デスクワークの多い仕事をしている
⑤休日は家でゴロゴロしている
⑥晩お酒を飲んでいる
⑦魚よりも肉を好む
⑧コーヒーにミルクと砂糖を入れる
⑨うどんとおにぎりなどのセットメニューが好き
血糖値が上がるとインスリンが分泌されます。
インスリンは糖をエネルギーとして筋肉や肝臓に送る働きをしますが、使われなかったぶんは脂肪として溜め込みます。
これがカラダに脂肪がつくしくみです。
そこで血糖値が急激に上がると、インスリンが多量に分泌され、脂肪がどんどんついてしまうのです。
つまり、血糖値が上がると太ってしまうのです。
ところが、1日1食のカロリー制限では血糖値は下がらないという事実が最近の研究でわかってきたのです。
カロリー制限食は誤り
米国糖尿病学会は1997年の段階では、「糖質は100%、タンパク質は50%、脂質は10%未満が血糖に変わる」としていました。
だから、糖質だけを減らすよりもカロリーを全体的に減らすべきだと考えていました。
しかし最近になって研究で確かめられた結果、カロリー制限食は誤りだったとわかったのです。
米国糖尿病学会も2004年からは「血糖値を上げるのは糖質だけ」とはっきりと認めるようになりました。
従来の糖尿病の治療食であるカロリー制限食には限界があることがわかってきたのです。
糖尿病で怖いのは合併症です。
腎症、網膜症、神経障害の三大合併症も、心筋梗塞や脳梗塞などの大血管性の合併症も、食後高血糖によってリスクが高くなることははっきりとしています。
さらに、最近では血糖の1日での変動幅が大きいと、リスクが高いとわかってきました。
ところが、従来のカロリー制限食では食事の6割も糖質を摂るので、必ず食後高血糖を招いてしまいます。
しかも、1日3回も血糖値が大きく変動します。
それで、カロリー制限食を実施する場合、内服薬やインスリン注射を用いて食後高血糖を押さえ込む必要があります。
しかし、このやり方には明らかに無理があります。
充分に薬剤が効かなければやはり食後高血糖になるし、たとえ食後高血糖を妨げても、薬剤の調整が非常に難しくて低血糖を招くこともあります。
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