朝食パンは太る~グルテンフリーで!

朝食にパンを食べるな



とはいえ、「完全に断つ」という選択肢はストレスの観点から現実的ではありません。そこで活用したいのが、膵臓の膵酵素と小腸に存在するDPP-IVという2種類の酵素です。膵酵素がグルテンの長い構造をざっくり切断し、DPP-IVがその端を細かく分解します。この2つをサプリメントで補うことで、お腹の張りや便秘のリスクを軽減できます。ただし、これはあくまで補助的な手段。大量に小麦を摂取しても問題ないというわけではなく、食べる量自体をコントロールすることが前提です。

健康を意識しながらも、月に1度だけ好きなパンを楽しむ「チートデイ」を設けるような柔軟な考え方が、長続きする食習慣につながります。グルテン分解サプリを上手に活用しながら、パンとの賢い付き合い方を見つけてみてください

さらにパン食には別の問題もあります。白米と比べてGI値が高く、砂糖よりも血糖値を急激に上昇させることがシドニー大学の研究データで示されています。朝食にパンを食べると昼・夜もパスタやうどんなど糖質を欲するようになり、糖質の”無限サイクル”に陥りやすくなります。

肥満の指標GI値

血糖上昇は砂糖よりすごいのです。

パンのGI値

出典:glutenfreelife.net


GI値とは、食後血糖値の上昇度を示す指標のこと。食品に含まれる糖質の吸収度を示し、摂取2時間までに血液中に入る糖質の量を計ったものです。上の図は、シドニー大学の調査結果をもとに描いたものです。シドニー大学の人類栄養部門はGI値研究では世界の最先端を行き、信頼性の高いデータです。

 

さらに糖分を多く含むパンは血糖値を上げすぎ、依存性もあります。

朝にパンを食べると、昼も夜もパスタやうどんなどの糖質を欲するようになり、糖質の“無限サイクル”に陥ります。さらに胃腸の不調だけでなく、高血圧や糖尿病、心筋梗塞といった生活習慣病から、アレルギー疾患、がん、認知症まで、さまざまな病気の発症や悪化に影響するのです。

福島正嗣

みらい胃・大腸内視鏡クリニック 理事長

出典;www.endoscopyclinic-urawa.com


1993年、聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医科大学消化器病センター外科に入局後、主に消化管および肝胆膵の悪性疾患の手術を担当。多摩南部地域病院、浩生会スズキ病院、東京女子医大八千代医療センター非常勤講師、上海医学中心内視鏡センター非常勤医師を経て、2017年に内視鏡検査専門のみらい胃・大腸内視鏡クリニックを設立、現在に至る。内視鏡検査以外の分野では内視鏡治療の適応のない病気が進んだ症例に対しては開腹手術だけでなく患者さんに対して負担の少ない腹腔鏡下手術を数多く経験する。痛みが少なく早く治る傷の治療である湿潤療法による創傷治療の普及を行うのと同時に最近、糖尿病治療目的やダイエットをしたい人中心に広がりを見せている糖質制限を応用した食事治療を消化器外科の立場から提案、自身も実践し、大きな体質改善効果を実感している。

出典;amazon