痛み止めはリュウマチ患者や腎臓にも悪影響!
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痛みは体からのサイン
その不調はかならずしも年齢のせいではありません。痛み止めによる腎臓へのダメージかも知れません。痛みは体からのサインです。
日本人の6人に1人が気づかない腎臓の危機
腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、機能が低下しても症状がほとんど現れません。痛みも違和感もないため、気づいた時には腎機能が半分以下まで低下し、薬では回復できない状態になることも。現在、日本では2000万人以上が慢性腎臓病(CKD)を患っており、これは国民の約6人に1人という驚異的な数字です。
企業調査によると、20〜60代の8割以上が痛み止めを常備し、約半数が月1回から半年に1回購入。この1年で痛み止めを服用した人は6割を超えています。つまり、ほとんどの人が痛み止めに依存した生活を送っているのが現実です。
腎臓が担う5つの生命システム
腎臓は単なる老廃物処理工場ではありません。生命維持に不可欠な5つのシステムを同時に管理しています。
血液製造システムでは、エリスロポエチンというホルモンを分泌し、赤血球の生成を促進。このシステムが破綻すると、鉄分を摂取しても改善しない腎性貧血が発症します。
毒素排出システムでは、余分な水分や老廃物、有害物質をろ過して尿として排出。機能低下により体内に毒素が蓄積し、慢性的な疲労やむくみ、だるさが増大します。
血圧調整システムでは、レニンという酵素を分泌して血圧をコントロール。腎機能の低下は高血圧の直接的な原因となります。
ミネラルバランス制御システムでは、カリウム、ナトリウム、リン、マグネシウムなどの電解質バランスを維持。このバランスが崩れると不整脈やしびれ、心臓への負担が急激に増加します。
骨強化システムでは、ビタミンDを活性型に変換し、カルシウムの吸収を促進。腎機能低下により骨密度が減少し、骨折リスクが急上昇します。
痛み止めが腎臓の血流を遮断するメカニズム
痛み止めの危険性は、腎臓の血管を拡張して血流を維持するプロスタグランジンという物質の働きを阻害することにあります。痛み止めがこの物質をブロックすると、腎臓の血管が収縮し、血流が急激に減少。
血流減少により酸素と栄養が不足すると、最初に影響を受けるのが腎臓の間質です。間質は血管、神経、リンパ管が集中する部位で、老廃物排出システムの基盤となる重要な組織。ここが酸欠状態になると細胞が破壊され、腎臓全体の機能が連鎖的に低下します。
腎臓を守る実践的な対策
腎臓保護の第一歩は、痛み止めの使用を必要最小限に抑えること。しかし、それ以上に重要なのは「腎臓を破壊する物質を体内に入れない」食生活の実践です。
特に避けるべきは塩分の過剰摂取。塩分は血圧を上昇させ、腎臓の血管に持続的な負担をかけます。糖質の過剰摂取も血糖値の乱高下を引き起こし、腎臓の毛細血管を劣化させる要因となります。
最も注意すべきは加工食品に含まれるリン添加物。ソーセージ、ハム、練り物、加工肉などに大量に含まれるリン添加物は、腎臓と血管の老化を加速させる危険な物質です。現代の食生活では昔と比較してリン添加物の摂取量が格段に増加しており、腎臓への負担は深刻化しています。
一方、腎臓を保護する食品として、カリウムが豊富な芋類、ほうれん草、アボカド、バナナが挙げられます。ただし、既に腎機能が低下している場合はカリウムの過剰摂取に注意が必要です。
きのこ類に含まれる食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、老廃物の滞留を防ぎます。海藻類はミネラルバランスを整え、むくみの改善に効果的。味噌、納豆、キムチなどの発酵食品は解毒作用と腸内環境の改善により相乗効果をもたらします。
最も重要なのは、加工されていない自然な食材を中心とした食事。これにより腎臓への負担を最小限に抑えることができます。
腎臓は一度破壊されると回復が困難な臓器です。症状が現れる前から予防的なアプローチを取ることが、将来の健康を守る唯一の方法なのです。




