高血圧で元気な人が突然死ぬ!なぜ?

高血圧で人が死ぬというイメージはあまりないかも知れませんが、ところがあるんです。
もう昔の話になってしまいましたが、2月25日、大阪梅田のスクランブル交差点で乗用車が突然、暴走して死者を出したあの事故も高血圧との関係が報じられています。
ほんと、ぞっとしますね!
恐い高血圧
梅田の事故の運転手の死因は、警察の調べで「大動脈解離」による突発性の心疾患だったことが判明しました。
そして、この心疾患は長年、高血圧の人がなりやすいと言われているのです。
元気な人が突然、高血圧で死ぬ場合、特に気をつけないといけないのが早朝高血圧です。
心筋梗塞や脳卒中は梅田の事故のように昼間もありますが、一般的には朝方に起こることが多いです。
そして最近、これが早朝の血圧上昇との関連性あることがわかってきました。
早朝高血圧は、心筋梗塞や脳卒中といった生命にかかわる病気の引き金になるのです。
仮面高血圧とは
病院での血圧測定では正常なのに、職場や家庭などで測定すると高い数値になるタイプの高血圧があります。
このタイプの高血圧は検査を受けても見つからないタイプの高血圧で「仮面高血圧」と呼ばれています。
病院では通常、日中に血圧を測定します。
そのため家庭で夜間や早朝に血圧が上がる、早朝高血圧などのタイプは、見過ごされ易く、高血圧とは診断されない場合が多いです。
ところがこうした仮面高血圧は、脳卒中や心筋梗塞を起こすリスクが高いのです。
つまり、一般的な高血圧に比べて死ぬ危険性が高いので要注意ということです。
仮面高血圧の特徴
仮面高血圧の場合は、1日のうちで最大血圧が140mmHg以上になる時間が長いという特徴があります。
原因として考えられるのは、加齢にともない動脈硬化や心臓・腎臓などの障害や糖尿病の悪化などがあります。
また日ごろ強いストレスにより血圧が上がると調整できないまま、勤務中ずっと高血圧の状態が続いてしまうケースもあります。
突然死を招きやすい早朝高血圧
私たちの血圧は、1日のうちでもさまざまな状況により変動を繰り返しています。
>正常な人の血圧は、睡眠中の深夜に最も低くなり、早朝からは活動の準備のために少しずつ上昇しはじめます。
ところが「早朝」、つまり起きた直接に血圧が危険なレベルにまで急上昇するタイプの高血圧があります。
これが「早朝高血圧」で、仮面高血圧の一種です。
早朝高血圧は、発見が難しく、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすリスクが高いことが明らかになり、今、とくに問題視されている危険な高血圧です。
とくに注意が必要な人
普段から血圧を下げる薬を飲んでおられる方にも、早朝高血圧がみられる場合があります。
この場合とくに注意が必要です。
夕食後に服用した降圧薬の効果が、深夜や早朝には切れてしまい、朝起きがけに血圧が急上昇してしまう場合があるからです。
最悪の場合、それが突然死につながる場合もあります。
そういう場合は、単に血圧を下げるだけでなく動脈硬化の予防効果がある薬草を飲むようにすれば安心です。
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