好きなスイーツも食べて痩せるダイエット法とは?
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スイーツも食べるロカボとは
テレビでお馴染みの池谷敏郎先生も誤った過度の糖質制限ダイエットは危険だと言っておられます。
そして先生はと言うと、スイーツも食べるロカボを実践しておられます。
非常に参考になります。
池谷敏郎(いけたに・としろう)
出典;www.iketaniiin.com
池谷医院院長。医学博士。
東京医科大学客員講師、総合内科専門医、循環器専門医。1962年東京都生まれ。1988年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、池谷医院理事長兼院長に就任。
臨床の現場に立つ傍ら、内科、循環器科のエキスパートとして、『駆け込みドクター! 』(TBS)、『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日)、『いっぷく! 』(TBS)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)などにテレビ出演し、
雑誌、新聞への寄稿、講演を行うなど多方面で活躍中。わかりやすく歯切れのよい医学解説が好評を博す。
池谷先生のロカボ実践例
池谷先生のロカボの1日は、朝と昼の糖質摂取を控え、午後のコーヒーブレイクに好物のスイーツを・・・。
そして、夕食は、妻の手料理そのままなんです。
あなたは、こんな実践例でほんとに痩せることができるとしたら、こんないいことはないと思いませんか?
あなたの大好きなスイーツも食べていいのですから・・・。
でも、あなたの大好きなスイーツを夜食べたとしたら、あまり効果は望めないかも知れません。
実は、スイーツを食べる時間にも、痩せる秘密が隠されているんです。
【朝食】~池谷式朝ジュースのみ
池谷先生の1日は、毎朝の「池谷式ジュース」からはじまります。
<池谷式ジュース>
人参1本半に、リンゴ、レモンを各2分の1個用意。そこに小さじ半程度のアマニ油(亜麻の種子を低温で圧縮した油)かエゴマ油、あるいはシソ油を加え、石臼式の低速ジュサーで絞ったものです。(アマニ油の効果については、こちらのブログ記事を参照してください)
ミキサーでは繊維が多すぎて飲みにくく、また、ジューサーであっても金属の刃を使ってつくるジュースは均一性がなくて口当たりが悪いなどの欠点があるということです。
その点、石臼式の低速ジュサーは、ジュースが分離しにくく、素材そのものをおいしく味わうことができるそうです。
これを、グラスに一杯。
このジュースだけで、とくにパンやご飯などの主食は食べていないということです。
ジュースの味を整えるのは果物で、すでに「果糖」を主体とした糖質をとっているから、それ以上は食べる必要がないとのことなんです。
なお、果糖はほとんどが果糖のままで吸収されるので、血糖(ブドウ糖)値があまり上昇しないとのことです。
厳密な糖質オフ(制限)を実践している人は、この果糖さえ避けるのですが・・・。
そのほかにも、池谷式朝ジュースにはビタミンA、B群、Cと、カリウム、鉄、リンといったミネラル、さらにポリフェノールや食物繊維などがしっかり含まれています。
コーヒーが好きで毎朝飲んでいるそうです。
コーヒーについては、1日一杯飲むことで脳卒中のリスクが減少するという調査報告があります。
【昼食】~コンビニの野菜サラダ
昼食は糖質、脂質を少なくし、ビタミン、ミネラル、たんぱく質を中心にしっかり摂るように心がけているそうなんです。
具体的には、野菜の上に蒸し鶏とゆで卵、あるいはツナなどが付け合わされているものを選ぶことが多いとのことです。
味付けには、塩分に注意して選んだドレッシングをひとつだけ。
冬季には、大豆入りの野菜スープなども購入していいるとのことです。
さらに、チーズには糖質がほとんど入っていないので、たんぱく質をとる目的でサラダに付け合せて食べているそうです。
ドレッシングは油ですが、野菜の脂溶性ビタミンの吸収促進にもつながるので、必ず使うようにしているとのことです。
<コーヒーブレイク>
3時15分から始まる午後の診療の前に、一息つくためのコーヒーブレイクを入れて、クッキーや羊羹などスイーツをすこしだけ楽しんでいるとのことです。
スイーツは砂糖がたっぷりの糖質そのものですが、このコーヒーブレイク用の「糖質枠」を、朝食と昼食の糖質制限で確保している、ということです。
もう一つ午後の診療の前に、池谷先生がクッキーや羊羹などスイーツを食べているワケがあります。
それは、ある理由から午後2時頃が最も太らない時間帯だからです。
【夕食】~妻の手料理をそのまま
夕食は、診察時間との関係で大抵、8時過ぎに食べるそうです。
ビーマル1の概日(かいじつ)リズム(「太りにくい時間帯「ビーマル1」をうまく使えば太らない!」を参照のこと)から言えば、夕食は6時ごろ食べるのが理想的なんですが・・・・・・。
妻が料理してくれたものをそのまま食べることにし、とくに注文はつけていないとのことです。
とはいえ妻も医師ですから、魚中心でときどき肉、そして豆腐、野菜料理数品、味噌汁と、栄養バランスには目配せが利いているとのことです。
ご飯は、食事の最後の方で軽く1膳程度か、満腹感があればほとんど食べない日もあります。
おかずの材料に、糖質が含まれるジャガイモやレンコンなどが使われる場合もあるので、極端な糖質制限にはなっていないとのことです。
お酒もある程度は飲みますので、食事をとりながら赤ワイン、ウィスキー、日本酒など、そのときどきの季節に合わせて適量を楽しんでいるとのことです。
ただし、ちょっと飲みすぎた日の翌日には、必ず休肝日をつくるようにしているとのことです。