スキンケアは時代遅れ?~糖化対策こそ最善の方法!
毎日丁寧にスキンケアを続けているのにシミやシワ、たるみが一向に改善されない。高価な美容液を使い、エステに通っても肌がキレイにならない。そんな悩みを抱えている方は、実は根本的な原因を見落としているかもしれません。
現代の美容業界では、外側からのケアばかりが注目されがちですが、医師の間では「糖化」(Advanced Glycation End Products)という体内で起こる現象が肌老化の真犯人として認識されています。この糖化メカニズムを理解し、適切に対処することで、従来のスキンケアでは解決できなかった肌トラブルを根本から改善できるのです。

出典:kso.co.jp
糖化とは、体内で余分な糖質がたんぱく質と結合し、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生み出す反応を指します。ホットケーキを焼く際に表面が茶色く変化する現象と同じメカニズムが、今この瞬間もあなたの肌内部で進行しているのです。
この糖化現象の最も深刻な問題は、AGEsが一度蓄積されると体外への排泄が極めて困難な点にあります。加齢とともにその蓄積量は増加し続け、さまざまな病気のリスクを高めることが医学的に証明されています。つまり、糖化を未然に防ぐ対策こそが、真の意味でのアンチエイジングなのです。
肌に蓄積したAGEsは、コラーゲンやエラスチンといった弾力成分を劣化させ、深いシワやたるみを引き起こします。目尻の小ジワやほうれい線が目立つようになり、頬や口角の下垂も進行してしまいます。さらに、AGEsは茶褐色の物質であるため、真皮層への蓄積により肌の黄ばみや透明感の低下を招くのです。
新陳代謝の停滞も糖化による深刻な影響の一つです。メラニン色素の排出が滞ることでシミが定着しやすくなり、炎症反応により肌細胞の保水力も低下します。血行不良も併発するため、肌のすみずみまで栄養が届かず、乾燥やくすみが慢性化してしまいます。
AGEsが老化のスピードを決めている
また、AGEsが老化のスピードを決めており、その恐さは「酸化」以上です。
鏡をじっと見ていると、「鏡よ鏡、この世で一番綺麗なのは、だーれ!」と言ってしまそうですが・・・。
AGEsは老化を促進する物質であり、体内に長期間留まり様々な健康問題を引き起こします。
糖尿病や高血糖、果糖、砂糖、タンパク質の糖化などAGEsの生成を促進する要因を理解し、対策を講じることが重要です。食事の改善、低温調理、血糖コントロール、抗酸化物質の摂取、生活習慣の改善などが必要です。
老化を加速させる隠れた敵AGEsの影響を最小限に抑え、健康な生活を維持しましょう。


