カチカチ便が脳の神経まで壊すとは?

最近、便秘に悩む人が増えている中で、硬いカチカチ便脳の健康に深刻な影響を与える可能性が明らかになってきました。50~79歳の男女約42,000名を対象とした大規模研究により、排便習慣と認知症発症リスクの関連性が科学的に証明されています。

この研究では、13~16年間の追跡調査を通じて、排便頻度が週3回未満の場合、男性で約1.8倍、女性で約1.3倍も認知症リスクが上昇することが判明しました。さらに注目すべきは便の硬さとの関連で、普通の硬さの便と比較して、硬い便では男性約1.3倍、女性約1.2倍のリスク増加が見られました。特に深刻なのは非常に硬い便の場合で、男性では約2.2倍、女性では約1.8倍という驚異的な数値を示しています。

カチカチ便が形成される主な原因は、便の水分不足にあります。健康な便は約80%が水分で構成されており、腸内に滞留する時間が長くなるほど水分が奪われ、硬くコロコロした状態になってしまいます。1日の推奨水分摂取量は2リットルですが、お茶やコーヒーなどのカフェイン飲料は利尿作用があるため、便秘解消には適していません。

下剤や便秘薬

便秘薬


そのまま放っておくと、お肌や気分に影響します。でも、下剤や便秘薬では便秘を根本的に改善しません。便秘に悩む多くの人は、便がでないことのつらさもさることながら、「悪いものがたまっている」という状況に危機感を抱いています。そのため、つい下剤や便秘薬に頼ってしまう人が、実に多いのです。

しかし、これは大きなまちがいです。下剤や便秘薬は、便を流しだすだけで、根本的に便秘を改善しているわけではないのです。それどころか逆に、腸の蠕動運動を衰えさせ、さらなる便秘を呼ぶ悪循環に陥ることもあるのです。

腸が本来持っている機能を正常に戻すには、まず、食べ物や運動で腸を刺激して、腸の働きをサポートすることが重要です。その上で、リラックスした状態を保ち、自律神経の働きを整えることができれば、より効果的に腸の働きを改善できます。たとえば、散歩したり音楽を聞いて気分転換するのも、腸を養うおすすめ生活術です。そして、便秘の原因をなるべく作らないようにして、腸の機能を衰えさせないことです。