うつ病は様々なストレスやセロトニン等の不足で発症・深刻化!
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セロトニンが不足すると
セロトニンが不足するとうつ病になります。
糖質が不足すると、まず、脳の機能が低下し眠れなくなります。
さらに糖質不足に加えて、新型コロナウィルスの大きなストレスが加わると・・・
どうなるかは察しがつきますよね!
糖質が不足すると、眠れなくなる
「不眠」も、その弊害の代表的な例のひとつ。脳の機能を働かせる上で、必要不可欠な糖質が不足すると、脳内で作り出されるホルモン類の機能も低下します。睡眠に必要な「メラトニン」や「セロトニン」も、脳が機能低下すると、うまく作動しなくなります。過度な「糖質制限」をしていると、脳内の機能がうまく働かず、不眠に陥ることも少なくありません。
睡眠ホルモンを作るには糖質が必要なのです。
また、糖質制限をしている人は肉類を多く食べます。
実はセロトニンは、主に魚類、肉類など動物性のタンパク質から分解されるトリプトファンという必須アミノ酸と、ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムなどの微量栄養素から合成されるのです。
それなのに「セロトニンが不足するとは?」と、疑問に思われるかも知れません。
ところが、炭水化物はセロトニン産生に大きくかかわり、トリプトファンを他のアミノ酸よりも増大させる作用があるのです。
確かに、タンパク質を多くとる糖質制限食では、トリプトファンの摂取量が増えるのは間違いない事実です。
しかしながら、糖質を制限すると、トリプトファンを合成する働きが低下してしまう事実もあるのです。
マルクス博士らによる実験

出典:ストレスでうつ病
1998年、オランダのマルクス博士らは、「糖質が多くタンパク質の少ない食事は、糖質制限食に比較して、トリプトファンとその他のアミノ酸の比率が高くなる」と証明しました。
そして実験により、「ストレスを与えた場合、糖質制限食でタンパク質が多い食事は、うつ状態、活力の低下、コルチゾール(ストレスホルモン)の上昇などが認められるが、糖質の多い食事ではそのような作用はなかった」としています。
つまり、トリプトファンを多く含むタンパク質をいくら食べても、糖質をとらなければうつ病になりやすい、ごはんの代わりにいくらステーキを食べてもセロトニンは不足する、ということです。
糖尿病になるとうつ病になりやすい、あるいは逆にうつ病の人は糖尿病になりやすい、といわれています。

出典:うつ病教室
もしあなたが、「眠れない、食欲がない、1日中気分がふさいでいる、何をしても楽しめない・・・」というような症状に思いあたるなら、うつ病かもしれません。
ドクター江部の糖尿病徒然日記では

出典:医療プレミア
糖尿病徒然日記には、セロトニンについて次のように書いてあります。
「糖尿病でない人が精製炭水化物を摂取し、血糖値が上昇すればセロトニンなどの快感物質が放出されるようです。」

出典:京都高雄倶楽部
「糖質制限食でミニスパイクがなくなれば、セロトニンの分泌もなくなるので、低血糖にはならなくても快感が減るので、精神的に不快に感じる可能性はあると思います。」
糖質制限でセロトニンが不足するのは間違いなさそうです。
そして結論としては慣れるしかないと・・・・。
但し、炭水化物依存症は、ニコチン中毒症とよく似ているという説もあり、それなりの覚悟はいるかも知れないと・・・。
詳しくは、ドクター江部の「「炭水化物依存症と糖質制限食」の記事をご覧ください。
セロトニン不足は大きな問題
セロトニンは、幸せホルモンとも言われ、ノルアドレナリンやドーパミンと並んで三大神経伝達物質のひとつです。体内で重要な働きをしているそのセロトニンが糖質制限食で不足するというのは、やはり問題がありそうな気がします。