血圧の異常は重大な健康リスクに直結!

高血圧患者は、全国に約4000万人いると言われていますが、自覚症状があまりないため、治療に専念している人はほんのわずかです。
しかも治療に専念している人でもその大半は、薬に頼っているのが現実で、高血圧に関する事実さえ知らない人が多いです。
血圧は、体の健康状態を反映するバロメーターとも言えます。
血圧の異常は心筋梗塞や脳卒中といった重大な健康リスクに直結するため、定期的な測定が不可欠です。
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1日の血圧の変動パターン
1日の血圧の変動には一つのパターンがあります。
それで、この変動パターンが正常な人と比べて違う場合は特に注意が必要です。
正常血圧は日内リズムに従って変動し、通常は昼間に高くなり夜に低くなる傾向があります。
しかし、夜間非降圧型や夜間昇圧型のように、このリズムが乱れている場合は、心血管疾患のリスクが高まります。
また、起床後の血圧上昇が異常に大きいモーニングサージや、職場でのみ高い仮面高血圧も見逃せません。
季節の変わり目や急激な気温変化は血圧に影響を与え、特に高血圧患者にとってリスクが増大します。
寒暖の差が10度以上あると、目に見えないストレスが蓄積され、血圧は上がりっぱなしになります。
下記のような「ピストル血圧」になったら、急激な血液の圧力で血管壁はボロボロに傷つきます。
でも、必要以上に心配することはありません。
これらの情報を知ることで、自身の血圧管理に役立てることが可能です。
夜間型
夜間に血圧が下がらない、高くなる⇒脳卒中や心筋梗塞になる危険性がある。
仮面(職場型高血圧)
昼に血圧が高くなる⇒仕事がストレスになっている人が多い。
モーニングサージ
早朝に血圧が上がる⇒脳卒中や心筋梗塞になる危険性が高い。
朝高い人は夜も高い可能性がある。多忙な男性に多い。