血圧はなぜ上がる?まさかこの私が ピストル血圧?

血圧はなぜ上がるのか?
血圧が上がるのは、一般的に言って①生活習慣、②高齢、③更年期の3つの原因が考えられます。
でも、血圧は常に変化しています。
健康診断で特に問題がない人でも、ピストル血圧ってのがあるんです。
ピストル血圧って???
その驚きの血圧について、池谷俊郎先生が「その原因はXにあり」のテレビ番組の中で注意を促していました。
院長 池谷 敏郎 (いけたに としろう)
- 医学博士 東京医科大学客員講師、総合内科専門医、循環器専門医
- 1962年、東京都生まれ。1988年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。
- 1997年、池谷医院理事長兼院長に就任。
臨床の現場に立つ傍ら、内科、循環器科のエキスパートとして、
『世界一受けたい授業』(日本テレビ)、『深層ニュース』(BS日テレ)、『林修の今でしょ!講座』、『モーニングショー』(テレビ朝日)、『金スマ』(TBS)などのテレビ番組をはじめ、ラジオ番組にも出演、また、雑誌、新聞への寄稿、講演を行うなど多方面で活躍中。
わかりやすく歯切れのよい医学解説が好評を博す。
Contents
ピストル血圧は日常生活の中で起きている

出典:kenkoutaisitsu.com
ピストル血圧とは、上のグラフのように血圧が一時的に急上昇する状態のことです。
急激な血液の圧力で血管の壁はボロボロに傷つきますから、突然死の可能性もあり極めて危険なのです。
日常生活の中で、血圧が急激に上がりやすいのは次の3点です。
①季節~夏より冬が血圧は上がりやすい。低気圧は要注意。
②時間~夜より朝の方が血圧が上がりやすい。
③日常の動作~トイレでいきむと血圧が上がる。お風呂では、血圧は下がるが温度差に注意が必要です。
「その原因はXにあり」のテレビ番組の中では、次の3つがピストル血圧として、取り上げられました。
①朝から運動~早朝ゴルフや朝一番のジョギング。
②急激な温度変化~入浴など火照った身体をエアコンや扇風機などで冷やす。
③メンタル~イライラ、自分へのプレッシャー、興奮しすぎ。
生活習慣が原因で血圧が上がる場合
生活習慣が原因で血圧が上がる場合、塩分の過剰摂取、喫煙、過食による肥満、アルコールの飲みすぎ、ストレス、運動不足、睡眠不足などが考えられます。
生活習慣の中で、もっとも血圧を上げている要因としては、日本人の場合は、塩分の摂りすぎです。
塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度を薄めようとして水分が血管に移動し、血液量は増加します。
その増加した血液を体中に循環させるために心臓はより強い力で血液を送り出すことになるため、血圧を上げてしまうのです。
また、食塩感受性の強い人は、腎臓からナトリウムがスムースに排出されなくなり、このことも血圧を押し上げることになります。
でも、不思議なことに味噌汁をいつも摂っている人は、あまり血圧は上がりません。
それは味噌に血圧を下げる成分が含まれているからです。
次に気をつけないといけないのが、ストレスです。

出典:female-hormone.info
仕事上のストレスで、技能活用度が高い人はストレスになりにくいが、技能活用度が低い人はストレスになりやすいという新たな事実もわかっています。
高齢が原因で血圧が上がる場合
高齢が原因で血圧が上がる場合、最も影響が大きいのは、血管の衰え、老化です。
若い頃はしなやかであった血管も次第に老化し、硬くもろくなり、動脈硬化も進行するようになります。
そして血圧も高くなります。
また、副交感神経の働きも加齢に伴い悪くなり、交感神経が優位な状態になりますので、血圧が高くなります。
腎臓機能も、一般に加齢とともに低下しますので、高齢者の血圧は食塩の影響をより受けやすくなります。
食塩の取りすぎで、一時的に血圧が上がっても、腎臓の機能が正常であれば、ナトリウムや水分は尿として排泄され、血圧は正常範囲までさがります。
しかし腎臓に障害がある高齢者の場合、排泄がうまくいかず、血圧が正常範囲まで戻らず、高いまま維持されてしまいます。
その他、年とともに代謝活動が不活発になりますので、肥満や冷え性などになったりする割合も増えますので高血圧になりやすいです。
更年期に上がる血圧とは?

出典:eggplantia.com
女性は更年期になると、一気に高血圧患者が増えます。
そのワケは女性ホルモンの減少にあります。
更年期になり女性ホルモンが減少すると、血管の柔軟性が低下し、血管が固くなります。そのため、血圧が上がるのです。これが更年期高血圧です。
さらに、妊娠時に高血圧になりやすい体になっているかも知れないのです。
妊娠時血圧が上がった人や尿にタンパクが出た人は40代以降、高血圧になりやすいのです。
さらに、ホットフラッシュといって、突然顔や手足がほてる、発汗するなどの症状の女性も、そうでない人より血圧が高い傾向にあります。
また、更年期はストレスやちょとしたことでイライラしやすいので、これも血圧の急な上昇につながります。
どうやって下げる?高血圧
血圧をどうやって下げたらいいのか教えてくれたのは、マイクリニック神戸医院の神戸博紀院長です。
どの位から血圧を注意したらいいか?
高血圧(上が140以上、下が90以上)の人は当然、正常高値高血圧(上が130~139、下が85~89)の人も気をつけるべきということでした。
血圧を下げるには、生活の改善が基本です。
生活改善方法としては、食生活の改善と有酸素運動の2点です。
食生活の改善では減塩(1日6グラムが理想)が重要とのこと。
ラーメン一杯で、5~6グラムになるので、汁を残すなどの努力が必要とのことです。
有酸素運動としては、1日30分以上歩いたり、水泳がよいとのこと。
ウェイトトレーニングなどの激しい運動は、あまり適さないとのことでした。
びっくりするパワフルな血圧の下げ方
この方法は初めて耳にする方も多いと思います。
でも、その効果はビックリするほどパワフルです。
しかも、日本山人参という薬草を飲みながら、大地とつながる(アーシング)だけでいいのです。
ピストル血圧にいいイヤイヤ体操

出典:www.tvguide.or.jp
たった15秒で、急上昇した血圧を落ち着かせる体操です。
①身体の力を抜いて立つ。
②上半身を「イヤイヤ」する子供のようにグラグラ動かす。
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