女性が閉経後とくに気をつけたい病気とは?
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閉経後の注意すべきガン
婦人科の名医が警告した閉経後のガンとは何だと思いますか?
上坊敏子先生が「みんなの家庭の医学」の番組で、閉経後のガンについて、卵巣がんと子宮体がん、子宮頸がんの3つを警告しました。
上坊敏子先生は、女性特有のがんの手術も数多くこなす婦人科のエキスパートです。
今まで1万人以上の患者を救ってきました。
上坊 敏子
1948年生まれ。1973年、名古屋大学医学部卒業。
大学卒業後、北里大学病院で産婦人科医としての研修を受けたのち、婦人科腫瘍学を学ぶ。
北里大学医学部教授を経て、2007年より社会保険相模野病院婦人科腫瘍センター長。北里大学医学部産婦人科客員教授も務める。専門は婦人科腫瘍学。
日本産科婦人科学会専門医、細胞診専門医、日本婦人科腫瘍学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医。
卵巣がん
卵巣がんは、50代以上が占める割合は77%もあります。
しかも50代以上の死亡率は、40代以下に比べ、なんと9倍以上になると言われています。
まさに卵巣がんは、閉経後最も注意すべきと言える病気です。
子宮体がん
子宮体がんは、50代以上が占める割合は80%にのぼります。
エストロゲンにさらされると発症しやすく、太っている人は特に要注意です。
子宮頸がん
子宮頸がんは、若い人がかかる病気と思っている人が多いですが、50代以上が占める割合は47%もあります。
ヒトパピローマウィルスが子宮頸がんの原因ですが、ヒトパピローマウィルスはがん化するスピードが極めて遅いので、閉経後も注意が必要なのです。