若年性アルツハイマー病は今や働き盛りの世代にも発症する深刻な問題!

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若年性アルツハイマー病は現代の社会問題

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若年性アルツハイマー病に直面する夫婦は、病気の進行によって変化する日常生活に適応しなければなりません。

例えば、東京都在住のある夫婦は、夫が若年性アルツハイマー病と診断された後、夫の記憶力が徐々に低下していく中で、夫婦の絆を深め、互いに支え合う生活を続けています。

夫は日常の小さな成功を喜び、夫婦で過ごす時間の価値を再認識しました。
また、妻は、夫の状態に応じて生活を調整し、夫ができる限り自立した生活を送れるよう支援しています。

 

このように、若年性アルツハイマー病に立ち向かうことは、夫婦や家族にとって大きな挑戦ですが、互いに支え合い、病気に対する理解を深めることで、困難を乗り越える力を得ることができます。

そして、社会全体がこの病気について理解を深め、患者や家族を支援する体制を整えることが、より良い共生を実現するために重要です。

 

以下に金スマで取り上げられた「夫婦の闘病記ブログ」を載せておきます。

非常に参考になります。

10年以上にわたる夫婦の闘病生活、そこからみえたものとは・・・?

「夫婦の絆」でした。

神奈川県横浜市在住の加々美美子さん(59歳)、10年前に夫の威志さんが59歳のとき若年性アルツハイマー病と診断され、現在は風邪をこじらせて、熱が下がらないうちに肺炎になってしまって、入院しているとのことでした。

夫の威志さんは元東大生です。

 

美子さんによると、「本当に色んな事が順々に出来なくなって、最後は寝てるだけになる、色んな段階が今思うと、あそこが大きな変わり目だったなというのが何カ所かあります。」ということでした。

 

10年間の密着取材より

10年間にわたる密着取材した映像に映しだされた威志さんの姿は下記のような状態でした。

着替えの手順がわからず、美子さんの指示で行う、6年間歩きなれたコースを散歩し、いつもの道を間違えてしまって自分がどこにいるのかもわからない、美子さんからかかってきた電話もとり方がわからない、さっき教えてもらった電話の使い方がわからない、新しいことを記憶するのが難しいという・・・

何とも言いようのない姿でした。

 

東大卒のエリート社員で、毎日妻を気遣う優しい夫の威志さんの異変に、美子さんが気づき、最初診てもらった時は脳梗塞という診断でした。

若年性アルツハイマー病は初期段階のMRI検査では判別が困難なのです。大事なのは早期発見で進行を遅らせる方法はあるとのことでしたが・・・。

 

その後、仕事にも支障がでるようになり、初診から3年後若年性アルツハイマー病とわかったそうです。

それに対して、威志さんは、「自分は若年性アルツハイマー病だと宣告された、それはもう紛れもない事実。だけども少しでも自分の力でほんのすこしでもいいから頑張ってみようじゃないか」ということで前向きに笑顔を絶やしませんでした。

 

定年半年前に休職し、やがてそのまま退職することになりましたが、できた時間をアルツハイマー病の勉強にあて、こうして病気と向き合っていく決意を2人でしました。

美子さんは、自分のことは自分でやらせ、計算ドリルもさせながら、もうひとつの日課として2人で体操をしました。

 

仕事ができなくなったことに対して、威志さんは「仕事の時の物?これは一切捨てました。おしまい!バンザーイ!これで自由になれる!朝起きなくても良い!」と、できなくなったことを悔やむのではなく前を向いて生きるように心がけていたのです。

病状が進行し、今の季節もわからない、図形も書くことができないようになっても、威志さんは、妻の役に立ちたいと簡単な家事を手伝っていました。

 

そして同じ病気の人が集まる場に行ったときは、「こんな病気になっちゃたんだけどもこういった所にいると同じような境遇の人がいる。そうすると辛いのは自分だけじゃないと、みんなそういう人たちも悔しい想いもしているだろうし・・」というようなことを語っていました。

笑顔を絶やさず過ごせる理由もわかっていて、クリスマスのメッセージカードに書いたのは、「よしこさんいつもありがとう」いう言葉でした。

 

さらに症状が進行して、会社の元同僚たちが集まる親睦会に招かれた時は、「私の病気は治る病気ではない。覚悟を決めています。だけど悲しいとか、つまんない気持ちになったかっていうと、そんなのは全然なかったですね。なぜかというとまずここに素晴らしい妻が、この人と一緒に暮らすことができる。これはまだまだ10年でも20年でも30年でも一緒に暮らすことができる。大変嬉しく思っています。」と語っていました。

 

そんな威志さんの事を診断から10年の美子さんが語ったのは・・・

診断から10年、夫の病状はかなり進行。私1人で介護することは難しく、デイケアやヘルパーを利用することが毎日。日課にしていた散歩や夫婦で行っていた体操ももう出来なくなりました。食器洗いは今でも続けていますが、同じコップをいつまでも洗っています。自分が何をしているのか、できていないのでしょう。幼少期頃から弾いていたピアノも得意だった計算ももう覚えていません。そして、私の事も。夫と結婚した事も私が妻であることも時折、理解していないと感じる時があります。それでも私を親切で大切な人だと思ってくれているようです。何より時々口にしてくれる”ありがとう”の言葉が、今の私の支えとなっています。これから夫はどうなってしまうのか分かりませんが、2人で病と闘っていくつもりです。

 

もう記事を書いているだけで、涙がこぼれてしまいますね!

ほんと、アルツハイマーという病気がどういう病気かよくわかり、いろいろと考えさせられるものがいくつもありました。

 

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今日の言霊

MAFORAMA参照

皮膚はその外側を常在細菌バリアによって守られています。アルコール消毒すると24時間ほどで回復はしますが、頻繁に消毒すると回復できないのです。by塩じぃ