若年性アルツハイマー病は今や働き盛りの世代にも発症する深刻な問題!

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若年性アルツハイマー病とは?

アルツハイマー

出典:認知症・アルツハイマー病を理解する

認知証の大部分は65歳以上に発症しますが、65歳以下でも発症します。

その場合、「若年性認知証」、「若年性アルツハイマー病」と呼ばれ、お年寄りの認知証とは区分されています。

 

若年性アルツハイマー病も老年性と同じように、最初は、もの忘れが増える、日付や自分のいる場所がわからなくなる、感情表現など精神活動が低下する、といった症状が見られます。

しかし、老年性よりも病気の進行が早く症状も重くなる傾向が見られます。

万が一発症しても、発症初期より前の「前駆期」段階で発見し、適切なケアを受けることができれば、病気の進行を遅らせることができます。

 

新井平伊医師(順天堂大学大学院教授)によると、若年性アルツハイマー病は、原因がわからず、根本的な治療法は見つかっていないといいます。

重さで比較すると健康な人の脳に比べて約半分に、進行は15~20年かけて脳が萎縮していきます。お年寄りのアルツハイマー病に比べて進行が早いです。

 

それで、仕事が続けられれなくなり、退職するケースが多いのです。

このことが、社会的にも大問題となっています。

そして、家族への金銭的負担や介護などの肉体的、精神的負担が長期化するのです。

あなたの平和な家庭にも、いつこんな災難が・・・・離婚されてしまうことだってあるんです。

 

うつ病と勘違いしやすい

うつ病

若年性アルツハイマー病は、初期段階だと、うつ病にとてもよく似ていて間違えやすいです。

それで、対応が遅くなり、症状も重くなりがちです。

 

うつ病になると、気持ちが落ち込んで意欲が低下し、常に憂うつな状態になってしまいます。

また、反応が遅くなったり、仕事や家事など、やらなくてはいけないこともやらなくなることがあります。

若年性アルツハイマー病も同じような症状が出るので見分けるのが難しいのです。

 

若年性アルツハイマー病の場合は、ある日、突然人格や性格が変わったり、反応が遅くなる、しなくてはいけないことが出来なくなるという症状が発症します。

うつ病には、そういう症状はありませんので、突然、そういった症状が出た場合は、アルツハイマー病を疑ってください。

 

必要以上にアルツハイマー病の発症をおそれることはありませんが、物忘れや同じようなミスが続いても、「年のせいだ」と軽く考えてしまいがちです。

物忘れとアルツハイマーの違いを事前に知っておくことは、早期発見のためにも必要不可欠です。

 

アミロイドβの蓄積は

アミロイドβの蓄積

出典:kamome.her.jp

アミロイドβが蓄積すると短期記憶能力が低下することがわかっています。

そして、それは40代から始まっています。

 

アミロイドβの蓄積で脳神経が死滅し始めるため、脳の血流量が低下し、短期記憶能力が悪化してしまうのです。

そのまま気づかずに放っておくと、脳の神経細胞の死滅はさらに広がり血流も低下ます。

そして、その範囲が拡大することでアルツハイマー病などの認知症を発症してしまうと考えられているのです。