泣くとストレスが軽減されるなど想像以上のメリットがある!

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心から泣くとコルチゾールが体外に排出される!

試合前に泣く

出典:LegendsRugbyJP

実は、泣くことによって、涙と一緒にコルチゾールが体外に排出されることがわかっています。

そのため、涙を流すことが脳や心のデトックスに繋がります。

コルチゾールとは、一時的なストレスに対応するために、分泌される大事なホルモンですが、長期に及ぶストレスを抱え込んでしまうと、過剰に分泌されてしまいます。

コルチゾールの過剰分泌は、精神的、身体的に悪い影響が出ます。

そのため、定期的に涙を流してコルチゾールを排出することは脳と体の健康に欠かせません。

 

泣くことには様々な形がありますが、実は、涙の種類によって効果が違います。

大切なのは、自分の感情に正直になり、その瞬間を全身で感じることです。

コルチゾールを体外に排出できる涙とは私たちが感動した時に流れる「感情的な涙」です。

つまり、公の感情で泣くことです。

実際に、多くの文化やスポーツの世界では、感動や達成感から涙を流すことが、強さや感謝の表現として受け入れられています。

例えば、ラグビー選手が試合前に涙を流すことは、チームの結束を高め、精神的な準備を整えるための重要な儀式とされています。これは、泣くことが感情を共有し、人と人とのつながりを深める力を持っていることを示しています。実は上の写真は、レジエンドラグビーでのアルゼンチン選手の涙です。この涙には、「試合に出られないメンバーの分まで」「応援してくれる国民・家族のため」「これまで厳しい練習を思い出して」など感情が込められているそうです。写真からは、仲間や家族・国民のために泣いている姿がひしひしと伝わってきます。こんな公の感情で流す涙は最高です。

 

一方、目にゴミが入ったときに流れる涙や玉ねぎを切ったときの涙は目の角膜を保護する涙です。

剥き出しの臓器である眼球を守るために必要な涙ですが、脳を癒す涙とは全くの別物です。