チョコレートは集中できない人ほど食べてほしい 脳が冴える!

疲れたとき、なんとなく口が寂しいとき、ついつい手が伸びるチョコレート。実はこの習慣、選び方と食べ方を少し変えるだけで「頭がスッキリする」「思考がクリアになる」「集中力が上がる」といった効果が期待できると報告されている。

ただし、チョコなら何でもいいわけではない。甘くてミルキーなチョコと、脳に働きかけるチョコでは、成分がまったく異なる。

注目すべき成分は「フラバノール」
カカオに含まれるポリフェノールの一種で、あの独特の渋みや苦みをつくり出している物質だ。


酸化作用を持ち、体の酸化ストレスを抑える働きがある。さらに認知機能や記憶力との関係でも研究が進んでおり、フラバノールの摂取量が少ない高齢者が1日500mgを1年間摂取したところ、記憶機能の改善が見られたという報告もある。


では、フラバノールはどのように脳へ作用するのか。興味深いのは、との関係だ。マウスにカカオ由来のフラバノールを直接胃へ投与した研究では、味や香りの影響を排除した状態でも、マウスは活発に動き、新しいものへの反応が高まり、短期記憶の働きも向上した。脳内ではノルアドレナリンやアドレナリンといった覚醒物質が増加し、やる気に関わる部位も活性化していた。

つまり、フラバノールが血液を通じて脳へ届いたのではなく、腸が受けた刺激が神経を介して脳を目覚めさせた可能性がある。「チョコを食べると何となく元気が出る」という感覚は、こうした腸と脳のつながりによるものかもしれない。

チョコレレートにはすごい健康パワーがある!

チョコレレートにはすごい健康パワーがある!


では実際にどんなチョコを選べばいいか。ポイントはシンプルで、カカオ70%以上、できれば80〜90%のダークチョコを選ぶこと。カカオの割合が高いほどフラバノールが豊富になる。また、原材料がシンプルで、本物のカカオが使われているものを選ぶと、より効率よく成分を摂り入れられる。

反対に、砂糖やミルクが多いチョコはフラバノールが少なく、食べすぎると血糖値の乱高下やカロリー過多につながる。チョコは「甘さ」ではなく「カカオの濃さ」で選ぶのが鉄則だ。