大麦ご飯が健康効果と美味しさで話題を集めている!
慈恵大学病院での食事メニューに大麦ご飯が登場し、その健康効果と美味しさで話題を集めています。
大麦、特にもち麦は、その豊富な食物繊維が健康に良いとされ、多くのテレビ番組で取り上げられてきました。
慈恵大学病院では、この大麦ご飯を患者さんの昼食に取り入れ、その効果を実感しています。
健康効果が高く、美味しい大麦ご飯は、今や慈恵大学病院だけでなく、多くの家庭でも注目されています。
この健康と美味しさを兼ね備えた大麦ご飯を、ぜひ一度ご賞味ください。
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血糖値が下がる大麦ご飯
あさイチの番組で、お笑い芸人髭男爵のひぐち君と男爵に、白米と大麦ごはん(もち麦)を食べてもらったところ、実際、血糖値が下がったのです。
みんなの家庭の医学では、悪玉コレステロールを減らして動脈硬化を予防すると紹介されました。
名医のTHE太鼓判では、もち麦に内臓脂肪を減らす効果もあるということがわかりました。
そのパワーの源は大麦にあります。
大麦には食物繊維がなんと、白米の20倍、玄米の3倍もあり、大麦には野菜で補えない水溶性食物繊維が多く含まれていたのです。
水溶性食物繊維とは
青江誠一郎さん(家政学部 教授)によると、大麦には水溶性食物繊維βグルカンという成分が含まれているとのことです。
この成分は血糖値の急上昇を抑え、内臓脂肪の減少にも役立つとされています。
だから、大麦に含まれる水溶性の食物繊維βグルカンは今や注目の的です。
βグルカンは、おなかの中で水に溶けると粘度が高くなってネバネバします。
そのため腸の中をゆっくりと進み、糖もゆっくりと血液に取り込まれます。
すると、インスリンの働きがよくない人でも糖を処理でき、血糖値が上がりにくくなるのです。
そのβグルカンの効果は慈恵大学病院以外の病院でも注目されていて、昼食などに大麦ごはん(もち麦)が使われています。
野菜に含まれる食物繊維は不溶性食物繊維ですが、大麦に含まれるのは水溶性食物繊維βグルカンと呼ばれるものです。
不溶性食物繊維、水溶性食物繊維どちらも必要なものですが、水溶性食物繊維βグルカンは大麦・ライ麦などしか含まれていません。
βグルカンではありませんが、水溶性食物繊維は海藻やりんご、みかんなどにも含まれています。