ダイエットやダイエット食品が危ないというのは本当?
週刊現代の記事によれば、ダイエット食品には潜在的な危険があるとされています。
市場にはカテキン緑茶や糖質ゼロ麺など、多種多様なダイエット食品が溢れており、それらの安全性に疑問符が投げかけられています。
厚生労働省は、過大なダイエット効果を謳う製品に対して警鐘を鳴らしており、消費者に注意を促しています。
問題はダイエット食品だけではありません。
ダイエットそのものが健康に悪影響を及ぼすケースもあります。
特に中高年の方々が行うダイエットは、栄養不足を引き起こし、体の老化を加速させる可能性があると指摘されています。
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国も健康食品に危機感を持っている
健康食品は特定の成分が濃縮されているので、その分、被害が起きやすいのだそうです。
健康食品の中には、コレウス・フォルスコリーやプエラリア・ミリフィカなど、人体に有害な影響を与える成分を含むものがあります。これらの成分は、過去の健康被害情報や国内外の規制状況を鑑みて、特に注意が必要とされています。一方で、ダイエット食品に含まれる難消化性デキストリンやグルコマンナンなどの成分は、過剰摂取による下痢や腸閉塞などのリスクを持ちます。また、カテキンやセンナなどの成分を含む製品も、肝臓障害や下剤としての作用による健康被害が懸念されています。
健康食品は特定の成分が濃縮されているので、その分、被害が起きやすいのです。現に、これまでにもダイエット・健康食品によって消費者が深刻な害を被る事例がありました。それでも、現行の食品衛生法では、被害情報の集積が制度化されていませんでした。だからこそ都道府県への健康被害の報告義務を課したのです。
さらに、ダイエットを行うことでビタミンやたんぱく質が不足し、代謝が悪化してしまう問題もあります。
食事量を減らすことで、必要な栄養を摂取できず、結果的に老化を促進することになりかねません。
また、高齢者の中には、栄養失調に陥ってしまう人も少なくありません。
カロリー制限や糖質制限によるダイエットは、脳卒中や認知症などのリスクを高めることが指摘されています。
健康を維持するためには、適切な栄養バランスを考慮した食事と、ストレスを溜め込まないライフスタイルが重要です。
美味しいものを食べることで幸せホルモンであるセロトニンが分泌され、健康に長生きするための秘訣となります。
ダイエットやダイエット食品には、それぞれのリスクが存在します。
過度なダイエットや安全性が確認されていないダイエット食品の利用は、健康を害することにつながる可能性があるため、慎重な選択が求められます。