腹式呼吸の効果を何十倍にも高める方法

ストレスが溜まったら、私はいつも腹式呼吸をするんです。
腹式呼吸をすると、呼吸数を減らすことができます。
呼吸数が減ると、あまりストレスを感じなくなるんです。
NHKためしてガッテンでも放映されたのですが、脳の扁桃体がストレスを感じると、不安や怒り、恐怖などの感情を生み出します。その結果、心拍数の増加、交感神経の興奮、呼吸数の増加、血圧の上昇などが起きます。でも、複式呼吸で呼吸数を減らすと、呼吸中枢が扁桃体に作用して無駄なストレスを感じないようにさせることがわかっているのです。
そこで、○○をしながら、腹式呼吸をすると、腹式呼吸の効果を何十倍にも高めるんです。
ストレスもあまり感じなくなるんです。
Contents
○○は腹式呼吸の効果を高める

出典:ためしてガッテン
複式呼吸の効果を高める○○とは、肺ストレッチのことです。
肺ストレッチをすれば、横隔膜や胸部の筋肉が柔らかくなり、自然と腹式呼吸をすることができるようになります。
それには吸う筋肉のストレッチと吐く筋肉のストレッチが必要です。
また、呼吸が充分行えることは健康にとっても、重要なことです。
吸う筋肉のストレッチ法
息を吸う時は、鼻で息を吸いながら手を前に突き出していきます。
そして、息を吐きながらもとに戻します。
吐く筋肉のストレッチ法
吐く筋肉のストレッチ法は、腰の上で組んだ手を斜め後ろに伸ばします。
そして、息を吸いながら戻します。
呼吸が十分行えることが健康!
日本手技協会臨床センターの西村 雅道先生は健康について、「呼吸が充分行えること」とおっしゃっています。
先生も1日に10分から20分ぐらいは意識して深い呼吸をしておられるとのことです。
そして、呼吸の役割について次のような話しをされています。
酸素を体に取り入れて二酸化炭素を排出する。酸素は私たちの細胞の働き、特にエネルギーを作るために必須なものになります。息を吸う行為により、細胞は酸素を取り込み、活動するためのエネルギーを作り出しそのエネルギーを使って活動しています。
この酸素が少ないということは細胞のエネルギーが枯渇してしまい、細胞の活動が低下してしまいます。息を吐くという行為により体内から二酸化炭素が排出されます。この二酸化炭素は、細胞が活動することで発生したさまざまな廃棄物によって出来たものです。廃棄物が体内に沢山あると細胞の活動は当然低下してしまいます。
細胞が生き生きと、本来の働きを十分に行えるようになるためには呼吸運動が充分に行えることはとても重要です。吸という運動は体にとってとても重要であり欠かせない事であることから普段は無意識の運動になりますので意識しないと、認識することができません。
日常的の中で呼吸を意識して、じっくりと行う習慣から身につけていきましょう。
【西村 雅道】
柔道整復師、鍼灸師の取得と共に、柔道整復専門学校に教員助手として入職。
入職後、柔道整復師として臨床と教育に10年強の間従事し、その間に医学博士を取得する。時代の変遷と共に、患者さんに起こる不調も困難なものが増えてくる中で、行き詰まりを感じていた頃、国際整体協会と出会い治療家人生が激変する。
協会の内臓テクニック、クラニアルテクニック、エネルギーテクニックを習得した現在は、和整體学院のインストラクターを勤めると共に、和整體臨床センターのセンター長として、難治性疾患を始め、様々な身体の不調を来している患者さんと日々臨床で向き合うと共に、協会の普及活動に従事している。
私独自の腹式呼吸法
あなたは腹式呼吸をする時、どんな姿勢で行いますか?
おそらく、仰向けになったり、イスに座ったり、立った姿勢のままで行うのではないでしょうか?
私はそんな常識を覆して、いつもウォーキングをしながら腹式呼吸をするようにしています。
ウォーキングをしながら腹式呼吸をすると、まず腹式呼吸のし忘れがないことです。
もちろん、ウォーキングが日課になっている人でないと継続できませんが・・・
次には、ウォーキングとの相乗効果で、その効果が何十倍にもなるということです。
その具体的やり方とポイント
まずウォーキングの初めで、片方の鼻の穴を塞いで息を吸い込み、その状態で塞ぐ鼻の穴を差し替えて息をゆっくりと吐きます。
そしてそのまま息を吸って、また別の鼻の穴を塞ぎいで息をゆっくりと吐きます。
これを数回繰り返して、鼻の穴の通りを良くします。
そして、いよいよ腹式呼吸です。
①鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、おなかをふくらませます。
②口からゆっくり息を吐き出します。お腹をへこましながら、ゆっくりと息を吐きます。
③これを1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回位やります。
<ポイント>
①とにかく体の中の空気をすべて外に出すつもりで、時間をかけて、息を吐き切ることがポイントです。吐くことさえしっかりできれば、あとは自然と大きく吸い込めるようになります。
②ウォーキング中、腹式呼吸をしない時は、口を閉じて、意識して鼻呼吸をするようにします。鼻呼吸を心がけるだけでも効果はあります。
③その日の体調に合わせて、無理なく楽しみながらやりましょう。
腹式呼吸の驚くべき効果

出典:kenkoulife.info
腹式呼吸のスゴイところは、心も体も改善する効果があることです。
心の改善効果では、重苦しい心がリラックスすると同時に、不安が解消され、スッキリとした気分になることです。
体の改善効果では、エアコン等で悩んでいた冷え性が改善し、肌ツヤも良くなり、生活習慣病などの改善につながっていきます。
腹式呼吸による心の改善効果
腹式呼吸をするとリラックスできるのは、二つある自律神経のうち交感神経の働きが弱まり、副交感神経の働きが強くなるからです。
逆にあせったり、緊張したりすると呼吸が早まり、交感神経の働きが強くなります。
従って、深くゆっくりと呼吸をしていれば、副交感神経の働きを強めることにより、交感神経の状態を上手に和らげることができ、リラックス効果や不安解消につながるのです。
そして、ストレスも解消します。
腹式呼吸による4つの体の改善効果
腹式呼吸による体の改善効果は、次の4つです。
①生活習慣病の改善効果
②内臓脂肪燃焼効果
③声量が増す効果
④内蔵が正常な位置に戻る効果
<生活習慣病の改善効果>

出典:goo ヘルスケア
腹式呼吸をしっかりすることにより、肺胞でできる「プロスタグランディンI2(アイツー)」という物質がたくさんできることから生活習慣病の予防につながります。
このプロスタグランディンI2は医薬品にも使われている物質で、血管を拡張させ血圧を下げたり、血管を収縮させるホルモンの分泌を抑制する働きがあります。
また、動脈壁にコレステロールなどの血中脂質がしみ込むのを防いで動脈硬化を予防したり、血栓ができるのを防ぐ作用があります。
従って、深くゆっくりと呼吸をすることで、冷え性が改善し、肌ツヤも良くなります。
そして、生活習慣病も改善され、若々しくなるのです。
<内臓脂肪燃焼効果>
腹式呼吸をしっかりとすると横隔膜が上下に動きます。
これによって内臓の血行がとても良くなったり、新陳代謝がとても良くなったりするので、内臓の燃焼効果があります。
<声量が増す効果>
腹式呼吸ができるようになると、強い空気圧で息を長く出せるようになります。
そのため、大きな声が出せるようになります。
<内蔵が正常な位置に戻る効果>
内蔵が正常な位置にないと、便秘になったり、胃腸の働きが悪かったり、腰痛の原因になったりと、様々な悪影響を及ぼします。
それで、これらの症状を持つ多くの人は、内臓が正常な位置にないことが大きな原因になっています。
内蔵を正常な位置に戻すのに一番効果的な方法は、内蔵を支える器である腹筋の筋肉を鍛えることです。
腹式呼吸によって横隔膜が上下する事で、腹筋がしっかりと鍛えられようになり、内臓が正常な位置に戻ります。
それで、便秘が改善し、胃腸の働きもよくなり、腰痛も改善されていくのです。
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まるで火の鳥❤
今日の言霊
支配者層の裏を暴くと言った情報はかえって内在している怒りを増幅させるみたいです。でも、情報を断ち空(くう)になると、怒りのエネルギーや鬱滞みたいなものは取れ、物事の実現性は高まるようです。by塩じぃ