心臓付近が突然ぴくぴくしたら早めの対処が必要!

ある日突然、心臓付近がぴくぴくする異常痙攣(けいれん)が起きたことありませんか?
でも、自覚がない人もかなりいるのです。
自覚がないというのは、危険極まりないです。

心臓付近ぴくぴく!
なぜなら・・・
心臓が痙攣している自覚がないと・・・突然死(脳梗塞)を招く場合もあるのです。(NHKためしてガッテン)でも、安心してください。早めに異常痙攣に気づき対処すれば、治療法は確立しているのです。
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心臓の異常痙攣は心房細動という病気
心臓付近がぴくぴく痙攣するのは、心房細動(隠れ心臓病)という病気になっているからです。
心房細動は不正脈のひとつで「心房」と呼ばれる部分がブルブル震えてしまい、心臓本来の正しい動きができなくなる病気のことです。
正常な心房では、毎分60~100回規則正しく、興奮、収縮しています。
ところが、心房が毎分400~600回不規則に興奮、収縮し、細かく震えている状態となる場合があるのです。
下記の動画に詳しく載っています。
巨大血栓の恐れ

出典:medical.nikkeibp.co.jp
心房細動になると、動悸、めまいがしたり、あるいは早い脈が長く続くと心不全になったりする問題もあります。
でも、最も大きな問題は、血栓高血症の原因になることです。
東京医科歯科大学の名誉教授 高谷節雄さんが人口心臓で、心房細動の状態を再現したら、巨大血栓ができることがわかりました。

出典;mike-blog.com
つまり、心臓が痙攣状態になると血液の流れが滞って、血の塊ができるということがわかったのです。

出典;mike-blog.com
それで、心房細動は手足の血管が詰まるだけでなく、
脳への血管が詰まると脳梗塞、
腸への血管が詰まると腸管動脈閉塞、
腎臓への血管が詰まると腎梗塞となります。
そして、血管が詰まるとその先の器官で壊死が起きるまでの猶予はおよそ6時間しかありません。
しかも、心臓を原因とした心原性脳梗塞になると、1年以内に約半分の人が亡くなっています。
脳梗塞の中でも、最も重症な脳梗塞になる危険性が高いのです。
心房細動はいかに早く気づくかが大切です。