一見安全と思われる傷口の消毒で傷口はかえって悪化する!
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傷口の適切な手当て方法とは
では、傷口の適切な手当て方法とは何でしょうか。
まず、傷口を清潔な水道水で優しく洗い流し、大きな汚れや異物を取り除きます。
その後、傷口を直接覆わず、湿潤療法に適した保護材を使用して、傷口を保湿状態に保ちます。
市販されている湿潤療法用の製品を使用することも一つの手段です。
傷口の消毒を避け、適切な手当てを行うことで、傷は驚くほど迅速に、かつ適切に治癒することが期待できます。
自宅での処置に不安がある場合や、傷が深い、化膿しているなどの症状が見られる場合は、迷わず医療機関を受診してください。
正しい知識と手当てで、傷口の回復を最大限に支援しましょう。
テレビを見ていたら、道路で転倒して、少し深めの傷を負った女性と自転車で転んで顔を擦りむいた女の子が出ていました。
治療は、なんと傷口を水道水でパシャパシャ洗って、茶色いシートを貼ってこれで終わり・・・。そして、驚くことに10日後には、道路で転んでえぐれた傷はほとんど治っていたから驚きです。自転車で転んだ女の子の大きな傷が、跡形もなくキレイに治っていたのです。
実際、湿潤療法をラップを使ってやった人がいます。
その凄さが一目で分かります。
さらにアーシングすると・・・
毎年7月にフランスで行われるツールドフランス(プロの自転車レース)は肉体的にも精神的にも過酷なレースで、ケガからの回復がなかなか進まないことも経験します。
2003年から2005年と2007年のレースで米国チームは、毎日の競争が終了したあと、アーシングを試みました。
すると睡眠がよくとれて、病気にもほとんどかからず、腱鞘炎をまったく経験することなく、その日のレーシングから劇的に疲労回復し、傷の回復もずっと早かったと報告されています。
下の写真はレースの選手が右上腕に深い裂傷を負い、一晩アーシングした結果の写真です。
迅速な傷の治癒が見られました。
この写真を提供したのは、カリフォルニア州パサデナの有名なスポーツ医学スペシャリストのジェフ・スペンサー先生です。