多くが見落としがち!胃酸の過剰分泌とは無関係な胸焼けが存在!

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水を飲んだら逆に症状が悪化

水を飲む

普通の胸焼けは、唾液・水を飲むようにすると症状は和らいできます。

ところが、ストレスによって引き起こされる胸焼けは、水を飲んだり、唾液の分泌を促したりすることで症状が悪化することがあります。

これは、これらの行動がゲップを誘発し、その結果、胃酸が食道に逆流しやすくなるからです。

この逆流が、特にストレスによって敏感になった食道の粘膜に刺激を与え、胸焼けを引き起こします。

水を多く飲む人では1日2㍑以上の空気が胃に入り、げっぷがでやすくなります。

それで、胸やけが悪化するのです。

 

ストレスの軽減でこの胸焼けが改善

このような胸焼けに悩まされている場合、ストレスの軽減が必要です。

深呼吸やリラクゼーション技法を取り入れることで、ストレスレベルを下げることが胸焼けの改善につながることがあります。

また、このタイプの胸焼けは、従来の治療法では効果が見込めないため、ストレスを原因とする胸焼けである可能性を考慮に入れた治療アプローチが必要です。

症状が続く場合は、専門医に相談し、ストレスに起因する可能性がある胸焼けの適切な診断と治療を受けることが重要です。

 

大阪府済生会中津病院の山下博司先生によると、ストレスの軽減によってこのタイプの胸やけが改善することもあるといいます。

日常生活でストレスを溜めないためには真面目過ぎない事

このタイプの胸焼けは、食道の状態が健常者と変わらないため、今でも誤診されることが多いのです。