専門家・医者の間でも意見が食い違う糖質制限ダイエット

あなたは今、糖質制限ダイエットに挑戦していませんか?

ところが糖質制限ダイエットは、その道の専門家・医者によって意見が大きく食い違っているのです。

糖質制限を積極的に推し進めているお医者さんがいるかと思えば、危険だとか死亡率が高まるとか、急死したという見解まであります。

全てを網羅しないまま結論を出しているから、こういうことになっているのではないでしょうか。

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能登論文とそれへの反論

出典:40代、50代の痩せるダイエット

出典:40代、50代の痩せるダイエット

「長期にわたる糖質制限ダイエットは寿命を縮める可能性がある」~これは国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋医長らが、米の科学誌で発表した解析結果です。

その解析結果によると、「総摂取カロリー中、糖質が3~4割のグループ(=中糖質群)は、6~7割のそれ(=高糖質群)と比べて、死亡率が1.31倍だった。」というものです。

 

能登論文への主な反論

論文



これに対して、糖質オフダイエットを提唱してきた京都・高雄病院の江部康二理事長は次のように反論しています。

 

中糖質群では、発がんと動脈硬化のリスクがある一定量の糖質に加えて高脂肪食になり、”異所性脂肪沈着”を起こします。

これは、本来脂肪がない場所に脂肪がつくことで、皮下脂肪や内臓脂肪と違って、脳以外の臓器や筋肉などの脂肪細胞ではない普通細胞に脂肪がたまってしまうことなんです。

そうなると、細胞の機能障害や細胞死を起こし、生活習慣病などの原因となります。

 

つまり中途半端な糖質制限ではかえって高脂肪食になり、さまざまな生活習慣病の原因となるとういうことです。

そして糖質を摂取する割合を12%にまで抑えた“スーパー糖質制限食”を推奨しておられます。

 

スーパー糖質制限食とは「1日3食すべてで、糖質の多い食べ物を避けるもので、主食は抜き、いも類、お菓子を控える。」といった食事内容です。

 

緩やかな糖質制限ではなくスーパー糖質制限食であれば、「理論的には高インスリン血症と食後高血糖という発がんや動脈硬化のリスクがすべて消えていき、肥満因子も解消されます」という主張です。

 

糖質オフダイエットを5年以上続けても、死亡率が高まることはないと反論しておられるようです。

 

脳の栄養はブドウ糖

脳の栄養源ブドウ糖

出典:tst.japan-topics.com

糖質制限が本当に危険なのか、そうでないかを考える場合、まず「脳の栄養はブドウ糖」という事実が正しいのかどうかを知っておく必要があります。

事実は、脳は糖質を摂取しなくても正常に働き続けてくれます。

 

それは人にはケトン体という代謝産物があるからです。

でも、デメリットもあります。

詳しくは、上の画像をクリックしてください。