糖質制限ダイエットは医療界でも意見が食い違う!

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もっと広い視点「網羅」が必要なのでは

私は思うんですが、ダイエットは単に栄養的側面だけでは結論は出せないのではと思っています。

もっと広い視点、「網羅」が必要なのではと思います。

例えば、ダイエットは栄養面だけでなく運動的側面も大きく影響しますし、それだけじゃなく精神面も含めたもっと多くの要素が複雑に絡み合っているように思います。人によって生活条件は大きく違いますので、特定の論理を鵜呑みにするのは誤った判断になるのではないかと思います。それで、正しい判断をするにはエビデンス一辺倒ではなく、網羅・分類・階層化という手順が必要なのではと思います。

私の問題意識は上の通りですが、ここでは栄養面に限って「AGEの視点から見ると」「遺伝子という視点から見ると」について、取り上げてみました。

ダイエットを進める上で参考にして頂けたら嬉しいです。

 

AGEの視点から見ると

出典:AGE Busters

出典:AGE Busters

AGE化(糖化)とは、体内で処理しきれなくなった糖とたんぱく質が結合し、さまざまな反応を経て、AGEs(最終糖化生成物)と呼ばれる物質ー茶褐色の「焦げ」のようなものに変わります。

 この反応のことをAGE化(糖化)といいます。

老け顔

糖化、AGE化は老け顔の原因にもなっている!

 

糖質制限ダイエットの危険性については悪玉物質AGEを体内に溜め込みやすいかどうかという点を考慮に入れないと片手落ちのような気がします。

つまり、早死にを防ぐためには、AGEの高い食品はなるべく食べないようにする必要があるのです。

 

そういう点では、糖質をなるべく摂らないようにすることは、AGE化を防ぐことになります。

でも、糖質制限では食べても良い、チーズ、フランクフルトや肉にもこのAGEはたくさん含まれているのです。

特に揚げ物は厳禁です。

また、タバコや紫外線なども気をつける必要があります。

 

AGEはすぐには減らない

変形性関節症

それは皮膚や血管をつくっているのはコラーゲン繊維で、その寿命は15年だからです。

関節の軟骨を作っているコラーゲン繊維に到っては117年という長さです。

そして全たんぱく質の約30%を占めるコラーゲン繊維はAGEが最も蓄積しやすいのです。

 

AGEが体内に溜め込まれますと簡単に排出できませんから、時間をかけて少しずつ溜まっていきます。

5年以上したら確実に神経障害や糖尿病網膜症、糖尿病腎症などの合併症を引き起こすのです。

さらにAGEは高齢者の変形性関節症を発症させやすくし、アルツハイマー病ガンまでも、AGEが関係しているといわれているのです。

 

糖尿病は生もの

フライドポテト

それは「焼く」「炒める」「揚げる」料理にはAGEがたくさん含まれるからです。

アメリカ食品研究会研究によると

  • 鶏肉(皮なし)90g~生肉692KU→1時間煮る1011KU→15分間焼く5245KU
  • じゃがいも100g~25分ゆでる17KU→家で揚げたフライポテト694KU→ファストフードのフライポテト1522KU
  • 「こんがりきつね色」な食品にはAGEが多い~フランクフルト(豚肉/5分焼く)10,143KU/90g
  • AGEを多く含むのは、肉や魚、チーズなど脂質の多い食べ物。
  • 肉より魚の方がAGEが少ない。チーズは肉よりAGEが多い。
  • ポテトチップスなどのスナック菓子には、超悪玉のアクリルアミドを含むので注意が必要。

 

遺伝子という視点から見ると

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人類史の中で刻み込まれた遺伝子という視点から糖質制限ダイエットの是非を判断すると、また違った点が見えてきます。

 

狩猟・採集の時代、人類はマンモスのような大型獣からシロアリなどの昆虫まで、様々な動物からたんぱく質を摂っていました。

 

しかし、気候の変化や農耕の開始などによって人の暮らしは大きく変化し、食事も、肉から穀物中心のものへと変わっていきました。

そして、肉から穀物中心の生活に変わって、人類の身長は小さくなり、病気が蔓延したという人類の歴史的事実があるのです。

生活スタイルは変わっても、私たちの遺伝子は肉食に適したままなので、穀物は基本的には、人の遺伝子には完全には適合してないのです。

だから、穀物があらゆる現代病の元凶になっているのです。

現代は、肉や養殖魚まで穀物で育っているのですから・・・・。

 

マンモスは草を食べていたのではないでしょうか。
原始人が食べていた肉は、草で育った肉です。
穀物で育った肉を食べていたはずはありません。

出典;amazon

「小麦は食べるな!」というような警告本まで出てくるのも、人に刻まれた遺伝子という視点から考えれば、何ら不思議ではないような気がします。

 

狩猟・採集時代は、恐らく食料が何日も手に入らない時もあったでしょうから、人間の体に「糖新生や」「ケトン体回路」が組み込めれているのも当然と言えば、当然のような気がします。

 

そう考えると、飽食の時代にあって、断食ダイエットがもてはやされるのも原始人の食生活への回帰かも知れません。

 

炭水化物すべてが悪いというのでなく、問題は穀物です。

穀物が何故か、訳の分からない病気を引き起こしています。

 

原始人食ダイエットでは、摂取エネルギーの約30%を動物性たんぱく質、約50%を脂質から摂ります。

脂質といっても、実は草で育った肉と穀物で育った肉では、脂肪の中身が違うのです。

草で育った肉は、いま脚光を浴びているオメガ3脂肪酸が多いのです。

出典;amazon

 

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今日の言霊

MAFORAMA参照

物事が実現するためには網羅→分類→階層化→統合→合意が必要です。でもほとんどの場合、最初の網羅が不十分のまま物事が決まってしまいます。反対意見も網羅する必要があるのです。by塩じぃ