このままでは日本人の骨が脆くなってしまう!
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骨の仕組み(破骨細と骨芽細胞)
骨は一度作られればそれで終わりではありません。
「骨が壊される過程(破骨細胞)」と「骨が作られる過程(骨芽細胞)」の両方が存在しているのです。
1年間で約1割の骨が新しい骨に入れ替わっています。
ところが、骨密度は20歳をピークに歳をとるにつれ、次第に落ちていきます。
つまり、歳を重ねるに従って、破骨細胞が活性化し、新しい骨作りが間に合わなくなってしますのです。
これが骨粗しょう症の大きな原因で、ビタミンD不足がこれに拍車をかけています。
破骨細胞を抑えるメラトニン
メラトニンは睡眠を促すホルモンとしてよく知られています。
夜11時頃から急速に増え、午前4時頃にピークを迎えて朝10時頃にはほとんどなくなります。メラトニンを増やすためには日光浴が欠かせないのです。
メラトニンが破骨細胞を抑える働きがわかったのは、国際宇宙ステーション「きぼう」で行われた宇宙実験からです。
実験を行ったのは、日本の宇宙飛行士野口聡一さんです。