左腕や奥歯が痛い時は心筋梗塞の前兆「放散痛」かも?

突然、左腕が痛い、左の腕に痛みがある・・・・
虫歯でもないのに奥歯が痛い、痛む・・・・
それって心筋梗塞の前兆「放散痛」かも知れないです。
意外に思われるかもしれませんが・・・。
胸の痛みがなくても心筋梗塞にはそういう痛みを伴う場合があるのです。
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心筋梗塞の前兆「放散痛」
えっ、心筋梗塞って???
でも、ご安心ください。
心筋梗塞と言っても、何らかの前兆をいち早く発見・対応することができれば、命を失うことはありません。
心筋梗塞は何の前兆もなく心臓が詰まるワケではありません。何かしらの前兆が必ずあります。
心筋梗塞で気をつけないといけないのは、胸の痛みが全くないのに、次のような症状・前兆が出ることもあるということです。
①左腕が痛い
②奥歯が痛い
③背中が痛い
④肩こりがする
⑤のどが痛い
⑥胸焼けなどがする
神経の勘違いが原因
放散痛とは、病気の原因部位と全く違う部位に現れる痛みのことを言います。
上の例で言うと、左腕や奥歯が痛む原因は腕や奥歯ではなく心臓にあったんです。

出典:welq.jp
放散痛が起きるのは、神経の勘違いです。
心臓の痛みは、脊髄を通して脳に伝わり痛みを感じます。
ところが、心臓近くの脊髄には、さまざまな神経が集中しているのです。
それで、神経が混線して心臓の痛みを、左腕の痛み、奥歯や背中の痛みとして感じる場合があるのです。
放散痛の事例(NHKチョイスより)
チョイスの番組に登場した桑原さんは、信号を走って渡ったとき急に”肩甲骨と肩甲骨の間の痛み”と”歯の痛み”を感じ、冷や汗をかきました。
おかしいと思いネットで調べたところ、心筋梗塞にそういう痛みの症状があることがわかりました。
そこで、すぐに救急車を呼び、事なきを得たのです。
タレントの関根勧(62)さんも、心臓の冠動脈疾患のため、ステント治療を受けましたが、術後の体調は好調で、すぐ社会復帰されました。
桑原さんが受けた治療法は、「ステント治療」と呼ばれる治療で、狭くなった血管をテーテルで広げる治療です。(関根勧さんの場合は?)

出典:hochi.co.jp
痛みは徐々に取れていくそうです。
放散痛の専門外来
放散痛の痛みの場合は、どこか体の一部に痛みがあったとしても、原因となっている病気を治療するのが先決です。
もし放散痛の疑いが生じたら、整形外科や内科を受診するといいです。
放散痛の専門外来としては下記の3つから探すと良いです。
・股関節専門外来を探す。
・肩関節専門外来を探す。
・関節専門外来を探す。