結局、炭水化を食べれば痩せる!

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炭水化物抜きダイエットは危険

炭水化物抜きダイエットは危険だと主張しておられる先生は森谷先生です。

炭水化物を摂取すると、体は糖質をエネルギーとして利用しやすく、運動を組み合わせることで健康的なダイエットが可能になります。

森谷先生は、日常の動作による運動の重要性を強調しており、立ったり座ったりするだけでもカロリー消費が20%アップすると述べています。

森谷敏夫

出典;www.sbrain.co.jp

1950年、兵庫県生まれ。1980年、南カリフォルニア大学大学院博士課程修了(スポーツ医学、Ph.D.)。テキサス農工大学大学院助教授、京都大学教養部助教授、カロリンスカ医学研究所国際研究員(スウェーデン政府給費留学)、米国モンタナ大学生命科学部客員教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現京都大学名誉教授、運動医科学研究所所長。専門は、応用生理学とスポーツ医学で生活習慣病における運動の重要性を説く。

生活習慣病予防には運動が不可欠であると説き、正しい有酸素運動の実践を奨励する気鋭のスポーツ医学者。自身も毎日8kmのジョギングを日課とし、年齢60代にして未だ30代の肉体を誇る偉丈夫。

森谷先生によると、炭水化物をあまり食べない人は炭水化物をたくさん食ベる人と比べて、下の図のように、男性で1.5倍、女性で1.35倍の死のリスク(がん・心疾患などの発症)高まるといういうことでした。

死のリスク

つまり、炭水化物抜きダイエットは危険だというワケです。

 

体重が減ったのは脂肪ではなく水分が減るから

低炭水化物ダイエットは危険

出典:kininaru.biz

炭水化物抜きダイエットをすると、炭水化物の大半は糖質ですから、脳に欠かせない糖質が不足してしまいます。

そうすると、糖新生というブドウ糖回路が働くようになります。

脳細胞が飢餓状態に陥らないように、肝臓に蓄えて貯蔵している糖質を使います。

それでも不足する場合は、筋肉のグリコーゲンを水と糖質に分解し、脳のエネルギーとして使います。

実は、この糖新生、普通の食事をしている人でも夜間には自然に起こっているのです。

だから、炭水化物抜きダイエットで体重が減るのは、脂肪ではなく体内の水分が減るからというのが森谷先生の指摘です。

 

実態は泡ダイエット!

森谷敏夫先生

出典:nyadiet

森谷先生も炭水化物抜きダイエットをすると体重は減ると認めています。

でも、その実態は泡ダイエットだというのです。

つまり、ダイエットした分だけグリコーゲンが分解され、糖質は脳に使われてしまいます。

そこで、残った水が体外に出てしまい、その分だけ水分が減るから、体重が劇的に減るというのです。

脂肪ではなく、水分が減るから痩せるというのです。

 

そして、そこに炭水化物を食べると、糖質が4倍の水と結合するので、体重が劇的に増えると。

京大の女子学生は、脳に栄養がたりないから授業中に爆睡していると・・・。

 

以上のようなことから、炭水化物抜きダイエットを続けていると、脳に栄養が十分行き渡らなくなり、筋肉も痩せ細ってしまうというワケです。

しかも、脂肪は相対的に増えて、いわゆる隠れ肥満になってしまいます。

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