アスパラガスは美味しくて栄養も豊富で健康にも多大な恩恵!
アスパラガスについて話すとき、その美味しさと栄養価の高さが必ず話題に上ります。
この緑の野菜は、単に食卓を彩るだけでなく、健康にも多大な恩恵をもたらすのです。
その栄養の豊富さはアスパラギン酸の名前の由来にもなっているほどです。ヨーロッパでは薬草として用いられ、ドイツでは春の宝石と呼ばれているのです。
しかも、アスパラガスの美味しさは保存方法や料理の仕方ひとつで決まります。
ところが、アスパラガスを美味しく食べる方法は意外と知られていません。
アスパラガスは、その美味しさだけでなく、健康に対する多面的な効果で、私たちの生活に欠かせない存在にもかかわらず。
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驚くべき様々な効能があるアスパラガス
アスパラガスに含まれる栄養素は、ビタミンA、B群、C、E、Kに加え、葉酸、カリウム、銅など、バランス良く配合されています。
特にアスパラギン酸というアミノ酸は、疲労回復やエネルギー代謝の促進に役立ちます。
さらに、抗酸化作用や免疫力の向上、血液の流れを良くする効果も期待できるのです。
まさにスーパーベジタブルです。
北海道医学情報学部の西平順教授による研究では、アスパラガスの摂取が生活習慣病の改善に寄与することが示されています。
特に注目されたのは、アスパラガスの粉末を定期的に摂取した結果、血圧が顕著に低下したことです。
アスパラガスの粉末を毎日6g、10週間摂取してもらい効果を調べた結果、平均で上の血圧が130台から120台へ、下の血圧が80台から70台に下がったのです。
この効果には、ルチンというポリフェノール成分が関与している可能性が高いとされています。
ルチンはポリフェノールの一種で、血液中にあると活性酸素を無毒化し、弾力が弱まった回復にも貢献。それが血圧の低下につながったのではということでした。期待以上の結果が出たということです。
他にも、総コレステロールや空腹時血糖値を下げることも研究の中でわかってきたとのことです。
医学博士。北海道大学大学院・医学研究科助教授を経て本学。文部科学省知的クラスター“Bio-S”における共通基盤の構築と「医と食の融合プロジェクト」を推進。北海道大学大学院薬学研究院客員教授、江別市立病院内科医師、日本総合医学会理事等。
また、アスパラガスにはストレス解消に役立つ成分も含まれており、ヒートショックプロテインの増加を促すことで、ストレス耐性を高める効果が期待されます。
これは、アスパラガスの根本部分に特に多く含まれているため、捨てずに活用することが推奨されています。
このことはNHKあさイチでも放映されたのです。